FC2ブログ
食品ロスについて考える
 10月下旬の新聞記事で、ある絵本が紹介されていました。
その絵本のタイトルが「のこりものがたり」
NPO法人ハンガー・フリー・ワールドが電通と
協同制作された絵本です。
のこりものがたり


主人公のおむすびくんが様々な食べ物を探す旅に出かけるのですが、世界にはまだまだ食べ物が不足している地域があることや、一方で食べ物が捨てられている現実を知ることとなります。

 私たちが生まれる前、日本でも食べ物が不足している時代がありました。
現在はコンビニやスーパーなどに行けば食べ物が溢れ、好きなものを買って食べることができるのが当たり前の時代です。同じ時代の中で、食べ物が不足し苦しんでいる人が8憶2100万人いる。およそ9人に1人が食べられないという現実にただただ驚かされるのでした。

 その反対に、地球上では食べ物の3分の1が捨てられているという現実。
捨てられている食べ物が不足している地域に届けばいいのに…と安易に考えてしまうのですが。

この問題についてはどこかの遠い国の問題ではなく、私たちの周りで起こっている身近な問題だと思います。

私も実際によくあることですが、ついつい買いすぎて賞味期限を切らしてしまったり、食べきれずに腐らせてしまったりして結局捨てる羽目になる。
その積み重ねが廃棄される地球上の食べ物の3分の1になっていることを自覚しなくてはいけないと痛感しました。

 食べ物が不足している地域に直接届けることは難しいですが、廃棄される食べ物を減らすことは1人ひとりが意識することで防げると思います。
 職業柄、食べたくても食べられない方をたくさん見てきました。その方のために何かできることはないかと考える毎日です。
しかし、今目の前にある問題だけでなく、自分の生活を見直すことでも何かできることがあるかもしれない…。
そんなことを思わせる絵本でした。

 あと1ヶ月で新しい年が始まります。気持ちを新たに、違う方向からも「食べること」に向き合い、少しでも多くの方の力になれるといいなと思います。

介護老人保健施設 いつきの里
管理栄養士 小川 めぐみ

引用文献:のこりものがたり 食べる、を考える絵本 / 制作 株式会社電通 , イラスト・デザイン たき工房&いとのりけんたろう&かのうみなこ , 文 かんざきこうじ , 監修 Food and Africulture Organization of the United Nations.
| バックナンバー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
前ページ | ホーム | 次ページ