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★☆好き嫌いについて☆★
皆さんは、嫌いな食べものがありますか?「全くない」と言える方は、とても素晴らしいと思います。ですが、『苦手だけど、食べられなくはない』、あるいは『まったく食べられない』という食べ物がある方も多いのではないでしょうか?かくいう私も、苦手な食べ物がいくつかありますが、大人になって食べられるようになった物や、未だに苦手としているもの等さまざまです。
今回はそんな食品の
『好き嫌い』について書きたいと思います。


★嫌いになる原因は?
そもそも、なぜ嫌いな食品が出てきてしまうのでしょうか。
嫌いになる原因を見てみましょう。


 1.味のシグナル

食品の味は、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の5つに分類されます。
この5つの味は以下のものを示すと言われます。

甘み・・・エネルギー源
塩み・・・ミネラル
酸味・・・腐敗、未熟なもの
苦味・・・
旨味・・・たんぱく質

味の中でも、甘味・塩味・旨味は私達人間が生きていくために必要不可欠な栄養素であるため、人間は自然とその食べ物を好んで食べるようになっています。しかし、苦味や酸味は、毒物や腐敗物など体に悪い物を判別する為のシグナルだと考えられている為、苦味の強い食材や酸味の強い食材を苦手とするのは本能的に避けようとするからではないかと言われています。特に子供は大人よりも味覚が敏感なため、苦味や酸味の強い食材を苦手とする傾向にあります。

2.食経験

好き嫌いが出来る理由として、環境的な要素や経験も関係しています。どのような食事をするかによって、後天的に好き嫌いが起こるのです。
小さい頃に牛乳を飲んでお腹を壊した経験があり、大人になっても乳製品が苦手で飲めないという方もいます。後天的な好き嫌いの場合、子供の頃の経験により特定の食品に対する悪い印象が残ってしまい食べられなくなってしまうことがあるのです。
逆に、その食品を食べて元気になったり、満足感が得られたりすると、その食べ物への嗜好が増し、その食材が好きになります。

3.食わず嫌い

生後直後の赤ちゃんは母乳を飲み育ちますが、成長に伴い不足する栄養素を補って
いくために、離乳食から初めて徐々に大人と同じ食事に慣れさせていきます。
母乳しか飲んでいなかった赤ちゃんにとって、新しい食べ物に挑戦することは不安や恐怖を伴います。子供の頃にはじめて食べる食材に対して『嫌い』と判断することが多く、初めは無理強いせず味見程度の体験を繰り返すことで食べられる物が増えていきます。一方苦手な物を全く避けてしてしまうと、いつまでたっても多様な味覚の体験が出来ずにそのまま嫌いな食べ物が増えてしまうことがあります。


★好き嫌いを克服するには? ~苦手な理由から考える克服法~

調理法を変える

生で苦手な食材も、加熱することで味も変わってきます。
また、臭いが苦手な物は香辛料などを使うと良いでしょう。


小さくして見えないように

小さく切ったり、フードプロセッサーなどで潰したりすると見た目が気にならなく
なります。


食べられるようになるまで気長に待つ

ピーマンなど子供の時の方が苦味を感知しやすい為、大人になるにつれ食べられる
ようになる場合もあります。苦味や酸味の強い食品は気長に食べられるようになるの
を待つのも一つの方法です。


大人になると無理して食べる必要はなくても、健康や栄養バランスのことを考えて、できるだけいろいろな食材を摂りたいものですね。まずは、完全に好き嫌いをなくすのではなく、食べられる食品を増やしていくことから始めてみませんか?

参考資料:イラスト食品学総論
参考HP:ベネッセ教育情報サイト http://benesse.jp/
                                               
  いつきクリニック一宮 

    管理栄養士 織田愛子
                                               

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