熱中症に注意 (2014年8月号)

いよいよ8月を迎え、夏本番
夏休みや、お盆休みに海水浴やバーベキュー、花火大会など楽しいイベントを計画している方も多いのではないでしょうか?
連日の猛暑、この季節は体調管理に十分注意したいものです。
温暖化現象やヒートアイランド現象による健康障害の例として 『 熱中症の増加 』 が挙げられます。

熱中症とは、体温調節機能がおかしくなることや、体内の水分や塩分(ナトリウム)のバランスが崩れたりすることによって起きるさまざまな障害のことを言います。
屋外や屋内に限らず、気温が高い日や、湿度が高く汗が蒸発しにくい日には特に注意が必要です。

熱中症にはどんな症状があるのでしょう?
大きく4つに分けられます。

【 熱失神 】
めまい、立ちくらみ。 高温や直射日光によって血管が拡張し、血圧が低下するため、脳血流が減少して起こります。
 
【 熱けいれん 】
手足や腹筋の痛みを伴ったけいれん、こむら返り。 大量に汗をかくと水分と一緒に塩分も失われます。この時に水分だけを補給すると、塩分やミネラル濃度が低下し起こります。

【 熱疲労 】
全身倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐。大量の汗をかき、水分・塩分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり症状がでます。体温は高くなるが皮膚は冷たい。

【 熱射病 】
体温が高い、意識障害、呼びかけに反応しない、言動がおかしい。体温を調節する働きが追いつかなくなり、体温が上がり、中枢機能に異常をきたして、意識障害がみられ、ショック状態になる場合もある。体温が40℃以上まで上昇し、発汗は見られず、皮膚は乾燥している。

高齢者や、乳幼児とも体温調節機能が低いため、気付かないうちに重症化している場合もあるので周りの人たちが熱中症から守ってあげることが大切です。

 

★ 熱中症にならない為のポイント ★
 
【 暑さを避ける 】
屋外では直射日光を避け、日陰を選んで歩いたり、帽子や日傘を使用しましょう。 屋内では、扇風機や冷房で温度調節したり、風通しをよくしましょう。

【 水分補給をする 】
こまめに少しずつ水分を補給しよう。 「 喉が渇いた 」 と感じた時にはすでに遅いのです。渇いたと感じていなくても飲むことが熱中症予防の基本です。大量の汗で失われた塩分を補給するのに程よい塩分と糖分の入ったスポーツドリンク、経口補水液を飲むことが良いでしょう。 アルコールは水分補給にはなりません。尿量を増やし、体内の水分の排出を促すため一旦吸収された水分も、その後にそれ以上の水分が尿として排泄されてしまいます。

【 体調管理をしっかりと 】
バランスの良い食事をし、睡眠を十分取り丈夫な体をつくりましょう。

【 服装に注意 】

熱がこもらないデザインや締め付けのないものを選びましょう。 肌にまとわりつかず、通気性や吸湿性がよく、乾きやすい素材を選びましょう。
 


★ 熱中症予防に効果的な栄養素が3つ 『 カリウム・ビタミンB1・クエン酸 』 ★ 


【 カリウム 】 

汗をかくと塩分が排出されますが、カリウムも同時に排泄されます。カリウムが不足すると細胞内が脱水症状を引き起こし、熱中症発症後に重要臓器の細胞機能障害の症状を引き起こす可能性があります。また回復にも影響がでてきます。日頃の食事からカリウムを摂るように心掛けましょう。
≪ 多く含む食材 ≫
胡瓜、茄子、ゴーヤ、トマト、カボチャ、アボカド、バナナ、スイカ、豆類、海藻類など

【 ビタミンB1 】
糖質を分解してエネルギーに変える働きを助けます。不足するとエネルギー不足になって疲れやすくなったり、食欲不振、倦怠感、手足のしびれやむくみが出たりし、熱中症にもなりやすくなるので、積極的に摂りたい栄養素です。元気の出ない時は、ビタミンB1とたんぱく質を一緒に摂るのが良いでしょう。糖質をエネルギ―源として利用した後は、たんぱく質が次のエネルギー源として使われ
るからです。
≪ 多く含む食材 ≫
豚肉、うなぎ、レバーなど

【 クエン酸 】
梅干しやレモンに多く含まれていて、疲労物質の乳酸の発生を防いでくれるので疲労回復効果が高く、汗をかいた後にはおすすめです。
≪ 多く含む食材 ≫
梅干し、レモン、みかん、グレープフルーツなど

これらの栄養素を積極的にとって、バランスのよい食事を心掛けましょう。


熱中症予防や発熱時の水分補給などに適した 「 経口補水液 」 市販のものもありますが、自宅にある材料で手軽に作ることができますよ。

【 材料 】
水(湯冷まし)・・・1㍑
塩・・・3g
砂糖・・40g

【 作り方 】

湯冷ましに砂糖と塩を入れて、よくかき混ぜる。

これで完成です。
冷めたら清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存して下さいね。味はと言うとちょっと不思議な味・・・。 レモンやグレープフルーツの果汁を加えると飲みやすくなります。


参考文献 : ホントはコワイ夏バテ 51の対策
                            

                                                                             suikawari

                              栄養士 / 山中 裕美 (やまなか ひろみ)
                                     2014年8月号
                                   
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