春こそ乾燥注意! (2014年3月号)

昨年の年末 発熱した為 病院で診てもらい、もらった風邪薬を飲んでいました。
しかし なかなか熱が下がらず再受診したところ 肺炎であると診断されました。
歩くと息苦しく、咳が出て、のどが痛い状態が続きましたが、発熱から約2週間で
肺にあった影が無くなり、血液検査のデータもよくなりました。ところが、咳だけは
なかなか治まりませんでした。
特に空気が乾燥していると咳が出だし、一度咳きこみだすと止まらずに苦しい思い
をしました。
 
空気の乾燥が気になる時期といえば、秋や冬!という印象が強いですよね。
そのため、陽気もよくなり、花が咲き、さわやかな風が心地よい春になぜ乾燥?と
疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
実は 春は 乾いた空気を持つ移動性の高気圧におおわれ 晴れて気温が上がると、
空気がカラカラになりやすいそうです。また、風も強く、ほこりや花粉、黄砂なども
気になる時期です。
つまり 春は隠れ乾燥注意時期なのです。
 
皆さんは 空気が乾燥して、咳が出る、のどがイガイガする という体験はありませ
んか?加湿器をつけたり、うがいをしたり、乾燥を防ぐマスクをしたり、、、と人それ
ぞれ、空気乾燥の時期を乗り切るために対策を練っていらっしゃる事と思います。
そもそも 空気が乾燥すると、なぜのどに影響が出るのでしょうか?
 
まず第一に、粘膜が傷つきやすくなります。粘膜には粘液という水分の層がありま
すが、乾燥することによって、粘液が減少し 粘膜が傷つきます。それによって鼻や
のどで、細菌や異物を遮断する働きが低下します。

また、鼻・のど・肺の粘膜には、繊毛(せんもう)という1/1000mmほどの毛が生えて
いて、この繊毛が1秒間に約15回動くことによって、粘膜表面に粘液の流れを作り、
ウイルスやほこりなどを体外に出しています。ところが、冷たく乾燥した空気を吸うこ
とで、のどの毛細血管が収縮して繊毛の動きが低下し、結果 痰(たん)を出す機能が
低下して、気管支や肺に炎症が起きやすくなります。
 
さらに、空気中の水分が多い時には、ちりやほこりと一緒にウイルスが水の粒にくっ
ついて床に落ちますが、空気が乾燥していると、くっつく水分がないため、長時間 ウ
イルスが空中を漂っていることになります。

 
このようなことが少しずつ少しずつ重なってゆき、咳が出たり、のどが痛くなったりと
いう症状を引き起こすのです。

 
そこで 母が作ってくれた咳が止まらない!のどがイガイガする!時に我が家で使用
している、「 はちみつ大根シロップ 」 のレシピをご紹介します。
 
① 大根は皮をむき、1cm角くらいのさいの目に切ります。
② 用意しておいた瓶に大根を入れ、大根が浸るくらいまではちみつを注ぎます。
③ 冷暗所や冷蔵庫などに保存しておきます。約1日で出来上がりです。

1日2回から3回、大さじ1杯位を目安に試してみてください。
そのままでは抵抗がある方は、ヨーグルトにかけたり、お湯や炭酸水で割ると飲みや
すいです。ちなみに私は、子供のころからシロップをそのまま飲んでいます。

大根は のど飴として売られているように、民間薬としても使用されています。大根の汁
は 咳止め、のどの炎症、声がれなどの改善に効果があります。また、大根に多く含ま
れるビタミンCは、風邪を予防しストレスを和らげる効果があります。
この効果は 大根おろしでも得られます。なので、大根のおろし汁をはちみつや水あめと
混ぜて、のどを潤しながら飲んだり、うがいをすると、大根に含まれているビタミンCが溶
け出しているため、粘膜が強くなり、咳が出なくなり、痰が絡むのがなくなりのどがすっき
りします。

 
はちみつも市販ののど飴に使用されているのを見かけることがあると思います。
風邪などで咳が頻繁にでたり、なかなか止まらないといった時の咳止めとして有効です。
これははちみつが持つ強い殺菌力が呼吸器系細菌の増殖を抑えるため、せき止めに有
効に作用するといわれていて、ほかにも痰の切れを良くするといった効果があります。
同時に、胃腸の調子を整えたり、疲労回復の効果もあるので、風邪気味で疲れた時には
特におすすめです。

 
※甘くて、お子さまでも美味しく飲む事の出来るシロップではありますが、
はちみつの中にはボツリヌス菌が含まれている場合があり、抵抗力がまだ弱い1歳未満の
乳児は、このボツリヌス菌に感染してしまう恐れがあります。(  乳児特有のこの感染症は、
「 乳児ボツリヌス症 」 と呼ばれています ) そのため、
水飴で代替して下さい。
 
秋や冬と違い、油断しがちな春だからこそ しっかりと乾燥対策をしましょう!
 
参考文献 : 図解 東洋医学の仕組みと治療法がわかる本

                                     daikon

                                                管理栄養士/土田 咲 (つちだ さき)
                           2014年3月号
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