年越しそば(2013年12月号)
12月になる世に中が気ぜわしくなってきます。
今年も残りあとわずか ・ ・ ・  。
お正月が来るまであとひと月を切ってしまいました。
一年は長いようであっという間ですね、それも年々早く感じるようになってきました。
  
一年の締めくくり 「 大晦日 」 に食べる定番の食べ物といえば?
そう!年越しそば ですよね。
そばは、長く伸ばして細く切って作る食べ物で、細く長く健康に暮らせるようにと縁起
を担いで食べるようになったという説があります。
 
そんな 「 そば 」 の健康パワーとは!
そばは白米やうどんと比べて栄養価が高いんです。
※良質なたんぱく質が豊富
 たんぱく質は生命維持や成長に不可欠。その含有量は他の穀類の中でももっとも
 多く、体内では作ることのできない必須アミノ酸も多く含まれているのが特徴です。
 中でも体組織の回復や成長に重要なリジンが多く含まれています。
※ビタミンB1、B2が豊富
 ごはんやうどんの2~4倍も含まれています。
 ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする働きがあり、ビタミンB2は皮
 膚や粘膜を健康に保つために欠かせないものです。
 最近イライラしたり、食欲がない、肌が荒れてしまった、髪がパサつく、こんなことを
 感じている人はビタミンが不足しているかもしれません。
※穀物の中ではそばにだけ含まれる 「 ルチン 」
 かつてビタミンPと呼ばれポリフェノールの一種です。
 ルチンは毛細血管を強化するため出血性の疾患に効果があり、また弾力がなくなり
 破れやすくなった血管を、もとの弾力のある血管に変える働きがあり、血管の流れを
 スムーズにするため、高血圧や脳卒中の予防にもなります。ビタミンCと同時に摂る
 と効果が増します。
 ルチンは水溶性で、そばを茹でると茹で汁の中に溶け出してしまうので、そば湯を最
 後に飲むのはルチンを取るのにとてもよい方法だといえます。
 
100gあたりエネルギー(Kcal)たんぱく質(g)脂質(g)炭水化物(g)ビタミンB1(mg)ビタミンB2(mg)食物繊維(g)
そば(ゆで)1324.81.026.00.050.022.0
ごはん1682.50.337.10.020.010.3
うどん1052.60.421.60.020.010.8
 
■ 年越し蕎麦を食べる時間
皆さんはいつ年越しそばを食べますか?昔、我が家では紅白歌合戦が終わってから
年越までの間に食べていましたが、その時間まで起きてられなくて食べ損ねたことも
何度かあり、ここ数年夕食後に食べるようになりました。
厳密な時間はないようですが、年越しの瞬間をまたいで食べたり、食べ残したりすると
縁起が良くないという説もあるようです。

■ 故郷のそばは素朴な味がうれしい
各地のそばを少し紹介します。
岩手県の 「 そばかっけ 」 : のしたそばを三角に切り囲炉裏にかけた大鍋で、大根や
   豆腐と一緒に煮ながら味噌だれを付けて食べる。
宮城県の 「 ぼやだしのそば汁 」 : ホヤは海のパイナップルともいわれ宮城の名産。
 ホヤのだしでホヤの身や野菜を煮て醤油で味付け。
栃木県の 「 大根そば 」 : つなぎの小麦粉が4割。細切りにした大根をそばと一緒に
 茹でる。きのこ汁を添えて、柚子と葱を薬味に茹で揚げを食べる。
長野県の 「 すんききしめん 」 : きしめんというけれど、手打ちの幅広のそば切り。
 みそだまりのつゆをかけ、すんき(赤かぶの葉を塩を使わず乳酸発酵させた漬もの)
 をトッピング。
福井県の 「 おろしそば 」 : 冷たいそばに、大根おろし、葱、鰹節をのせ、だし汁をか
 けて食べる。
京都府の 「 にしんそば 」 : かけそばの上に甘辛く煮た身欠きニシン(ニシンの干物)
 をのせたもの。
香川県の 「 しっぽくそば 」 : おろして水で延ばした山芋を加え、固めにこね布をかぶ
 せて足で踏む。うどんの本場らしそば打ち。
島根県の 「 出雲そば 」 : 玄そば(そばの殻つき)のまま製粉するため、麺が色黒で
 コシがあり香りが高く栄養価にも優れているのが特徴。
長崎県の 「 そばぞうし 」 : ぞうし = 雑炊
 大鍋に煮干しや大根、人参などの季節の野菜を入れ、醤油で味をつけ、打ったそば
 かこねたそばを指先で伸ばしながら入れ煮たもの。
鹿児島県の 「 そばずい 」 : コシを出すために山芋を入れる。具は大ぶりに切って、
 煮干しだしで煮る。幅広のそば切りを入れて醤油で味付け。
 
地方に出掛けた際、故郷に帰られた際に召し上がってみて下さいね。
 
今年出掛けた先で、そばを食べる機会が多くありました。その出先で見た赤そばの花、
そばの花は白も綺麗ですが、赤色もとても綺麗でした。
 
来年も元気に過ごせることを願い、今年の大晦日も年越しそばを食べたいと思います。
皆様も良いお年をお迎えください。

                                      shiru

                              栄養士 / 山中 裕美 (やまなか ひろみ)
                                     2013年12月号
                                   
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