乳酸菌で「腸美人」「腸美男」 (2013年7月号)

「乳酸菌をたっぷり含むサプリメントを飲んで、かなり便通がよくなった」という話を
よくききます。そこで、乳酸菌って、一日どのくらいとれば効果があるのだろうかと、
ふと疑問に思いました。
 
乳酸菌が多く存在するヒトの腸の中は、弱酸性に保たれており、アルカリ性を好む
有害菌や病原菌が増えにくい状態になるので、乳酸菌がたくさんある腸ほど健康
的であるといえます。
 
しかし、「 乳酸菌がたくさん存在している状態 = 弱酸性 」 ではありません。
 
乳酸菌は、胃の中に入ってきた食物繊維やオリゴ糖が、乳酸菌のエサになる過程
で酸が作られるのです。腸の中を酸性にさせた後は腸を通過するだけといわれてい
ますので、乳酸菌の効果は、普段から食物繊維を含む野菜や根菜、イモ類、オリゴ
糖を含むリンゴなどを十分食べることも大切です。
 
便通がよくなるもうひとつの要因として、腸の壁の粘膜に、パイエル板という楕円形
の穴がありますが、その穴に乳酸菌がたくさん落ちるほど、腸の蠕動 ( ぜんどう )
運動が起こりやすくなるといわれています。
 
乳酸菌を漫然と取り入れるだけでなく、パイエル板の器官を十分刺激するだけの
乳酸菌量を摂ることが大切なのではないでしょうか。

さて、一般的な食品と、錠剤タイプのサプリメントでは菌量にどの程度の差があるの
でしょうか?一部を調べたのでご紹介します。

一般的なヨーグルトに含まれる乳酸菌の数 ・ ・ ・ コップ1杯 ( 約200g )
                                 平均100から200億
 
★ 乳酸菌飲料 ・ ・ ・ 100mlあたり平均100億個程度
 
錠剤タイプの乳酸菌サプリメント ・ ・ ・ 1gあたり30億~1兆個程度
 
あるサプリメントメーカーでは、便通の効果を高めるためには乳酸菌を1兆個以上とるのが
よいとすすめられていますが、ヨーグルトや乳酸菌飲料など、 「 生きている乳酸菌 」 を含
む商品は菌数が少なく、サプリメントの方がより多くの乳酸菌を摂取できるようです。
 
乳酸菌は副作用も少なく、生後3か月からでも利用できるほど安全性も高いと考えられて
います。野菜と一緒に乳酸菌をとって、「 腸美人 」 「 腸美男 」 目指したいものですね。
 
参考文献 : 「 医療従事者のための機能性食品ガイド 」 ( 講談社 )
 
                                     gyuunyuu
 
                       管理栄養士 / 加藤 静香 (かとう しずか)                                                                                               2013年7月号
                             
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