ドラックストアやコンビニ、通販など手軽に買うことができる
サプリメント。
多種多様なサプリメントが並んでいて、
いざどれを選べば良いのか分からなくなった経験はありませんか?
パッケージをみると、「 お肌がプルプルになる 」 「 やせられる 」 などの
うたい文句でつい買ってしまいたくなります。
しかし、そもそもサプリメントは、何のために飲んでいるのでしょうか?
より健康になりたいため、きれいになりたいため、病気になりたくないため ・ ・ ・ 。
十人十色のように思いがあり、サプリメントを購入していると思います。
そのサプリメントの意味をご存じでしょうか?
サプリメントとは食事によって
十分に摂りきれない栄養素を補うための食品です。
普段の食生活がおろそかでは、いくらサプリメントを大量に摂取してもきれいには
なりません。大切なのは、自分が食べているものをきちんと把握し、食生活への
意識レベルを高めることです。
① まずは食生活の見直しをしましょう。
自分の栄養摂取状態を把握することが大切です。毎日の食事内容を書
き出すことで不足している食品が分かります。例えば、野菜が足りなければ
ビタミン不足、牛乳嫌いならカルシウムが不足している、ご飯類や麺類に偏
ると肉や魚などのたんぱく質やビタミンB群不足などと目安を付けることがで
きます。まずは食生活を見直し不足している栄養素を知りましょう。
② 適切なサプリメントを選びましょう。
一つ目は添加物の少ないサプリメントを選びましょう。原材料表示には、
含まれている原材料が多い順に書いてあります。最初の方に添加物が並ん
でいる場合、そのサプリメントは栄養素よりも添加物が多いサプリメントと言
えます。 またサプリメントに必要のない香料、甘味料、保存料、防腐剤が多
く含まれているものはできるだけ選ばないようにしましょう。
※サプリメントを錠剤にする際、添加物を使用する場合もあります。
二つ目は合成より天然のサプリメントを選びましょう。天然のサプリメントの
原材料名には、酵母、乳酸菌、大豆、アセロラや○○エキス、○○濃縮物
など、食品に近い表示がされています。それに比べてビタミンB1、ビタミンE
などの直接書いてあるものは合成となります。食品により近い天然サプリメ
ントを摂りましょう。
③ 医薬品との相互作用を理解しましょう。
医薬品には「 薬物力学的相互作用 」 と呼ばれる一種の食べ合わせがあ
ります。有名なのは血液凝固防止剤のワーファリンとビタミンKの組み合わせ
です。ワーファリンは血管内で血液が固まるのを防ぐ働きを持ちますが、ビタ
ミンKが含まれたサプリメントを摂るとワーファリンの作用が阻害されてします。
そのためワーファリンの薬を飲んでいる方は、ビタミンKが含まれたサプリメン
トは禁忌となります。また、その他にも様々な医薬品とサプリメントの相互作
用があるため、薬剤師もしくはサプリメントアドバイザーに確認しましょう。
④ サプリメントの飲み方を間違えないようにしましょう。
サプリメントを飲むタイミングはサプリメントの種類によって異なります。
ビタミンAやEのような脂溶性ビタミンは、脂質を含む食事とともに摂ると吸収
がスムーズになります。水溶性ビタミンは、一度にまとめて飲むより1日3回
に分けて摂取するのがお勧めです。分けて飲むことにより血中濃度が保たれ、
尿として排泄される量が少なくなるからです。
サプリメントはあくまでも栄養を補うものです。
普段の食生活を見直し不足している栄養素をサプリメントで補いましょう。
市場で売られているサプリメントは科学的根拠に疑わしいものもあります。
ご自身で原材料を確認したり、サプリメント外来を行っているクリニックに行ってみ
てはいかがですか?
いつきクリニック石川橋でもサプリメント外来を行っております。
お気軽にご連絡お待ちしております。
参考資料 「 1日30分で10歳若くなる方法 」
医療法人いつき会 理事長 佐藤正樹:著
「 心療内科に行く前に食事を変えなさい 」 姫野友美
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