お酒の適量について (2012年12月号)


忘年会シーズンになりました。 
いつもより、お酒を飲む機会が増える人が多いのではないでしょうか?
 
お酒を飲むと普段よりコミュニケーションが進んだり、
また、お酒を飲むことにより、ストレス解消をしている人も多いかと思います。
 
「 酒は百薬の長 」 と言われています。
これは酒は緊張をほぐしたり気分を良くしたりするので、適度に飲む酒は薬
にも勝るということわざです。
 
しかし、
これはあくまでも 『 適量 』 や 『 飲み方 』 を守った場合の話です。
 
飲みすぎると悪酔いしたり、翌日は二日酔いで苦しんだ覚えのある人もいる
のではないでしょうか?また、適量を超える飲酒が習慣化すると、さまざまな
病気の引き金となってしまいます。

 
 
では、適量とはどれくらいの量をいうのでしょうか? 
 
これには個人差があり、同じ人でもその時の体調などにより 「 適量 」 は
変わってきますが、一般的な目安としては、厚生労働省 「 健康日本21 」
によると、1日当たりの適度な飲酒量は、約1~2単位のお酒が目安とな
っています。
 
1単位とは、純アルコール量に換算して、約20~25gのお酒のこと を言います。
 
この1~2単位のお酒とは、ビールなら500ml ( 中瓶1本 ) 、ワインなら120ml
( ワイングラス約2杯分 ) 日本酒なら1合が目安です。女性やお酒に弱い人は、
高齢者の方ではこれよりも少ない量が適量と考えられています。

 
 
また、量だけでなく飲み方にも注意が必要です。
 
いくらお酒が強い人でも、1時間に分解できるアルコール量には、限界がありま
す。体の大きさや体質などにより変わってきますが、1時間で分解できるアル
コールの量は、体重1kgにつき純アルコール約0.1gとされています。例え
ば体重50kgの人で1時間に処理できる純アルコールの量は約5g分です。
 
つまりビールの中瓶1本分を処理しようとすると、約4時間かかるということ
になります。
一気飲みなどで、いきなり多量のアルコールを摂取すると、肝臓
での分解が追いつかず、最悪の場合、急性アルコール中毒を起こし命にかか
わることもあります。

  
また、つまみなどを食べずにお酒を飲むだけの人もいますが、お酒と共につまみ
を食べることをお勧めします。これは食べながら飲むことにより、胃腸の粘膜が
保護されるからです。
  
特に良質のたんぱく質は、肝臓の働きを助け、食物繊維はアルコールの
吸収を抑える効果があります。
また、つまみを一緒に食べることにより飲み方
のペースを抑える効果も期待できるため、軽くでもいいのでぜひ、おつまみをお
酒と一緒に食べてください。
 
ただ、居酒屋などで食べる 「 おつまみ 」 にはカロリーや塩分の高いものが多い
です。定番のからあげなどはもちろん、炒め物や煮物、サラダなども意外とカロリ
ーや塩分が多かったりします。最近ではメニュー表にカロリーや塩分を表示して
あるお店が多いので、選ぶ際にはぜひ参考にしてください。
 
自宅で手軽に出来るおつまみでは、
「 湯豆腐 」 や 「 もずく酢  」 などがお勧めです。


「 楽しいお酒 」 が 「 悲しいお酒 」 にならないよう量や飲み方に十分注意して、
お酒を楽しんで下さいね。 
                                    sake 

                        栄養士/山本 志帆子 (やまもと しほこ)
                            2012年12月号
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テーマ:食と健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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