組み合わせ食品 (2012年1月号)


大学時代、調理実習の授業で酢豚を作りました。
酢豚のレシピの中になんと
パイナップル
書いてあり、
「 酢豚にパイナップルの組み合わせは、どうなの ?! 」 と当時思いました。
結局、酢豚の中にパイナップルを入れ、食べました。

  
皆さんの中にも酢豚にパイナップルは、
合わないと思う人もいるのではないでしょうか?

しかし、酢豚にパイナップルを入れることには、ちゃんとした意味がありました。
パイナップルには・・・
ブロメリンと呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれており、この酵素が
肉を柔らかくし消化を助ける働きをします。
 
酢豚にパイナップルという組み合わせは、理にかなっていたのです。
ただし、パイナップルを加熱すると、その効果は、失われてしまうため
加熱処理
をした缶詰では効果はないようです。
 
私達は毎日様々な食材を摂取しています。
それは偏ったものを食べると栄養も偏るためで、必然的に食材を組み合わせて
摂取しなければなりません。
でも組み合わせ次第でその食材を良くも悪くもしてしまうのです。
 
 
さて・・・、
食品の組み合わせについて皆さんは、どのようなものを知っていますか
?!
 

    × 食材の成分から見た悪い組み合わせ ×
 
食材の中には、組み合わせによって好ましくない作用が生じてしまうものがあ
ります。ただし、ちょっとした組み合わせの工夫で悪い作用 を抑制できます。
   
---------------------------------------------------------------
         ◎鉄分不足の女性はタンニンに注意!  
 
            「 鉄分を多く含む食品 」
ほうれん草、小松菜、春菊、ブロッコリー、鉄剤、サプリメント(鉄分を含むもの)
                           
                  「 タンニンの多い飲み物 」
              煎茶、玉露、紅茶、コーヒー 

→ 鉄分には、肉や魚に多く含まれている鉄と、野菜などに多く含まれている非
ヘム 鉄があります。ヘム鉄は、お茶の渋み成分タンニンなどによる吸収阻害を
受けませんが、非ヘム鉄は、タンニンと一緒に摂ると吸収されにくくなります。
  
食事中のお茶は、タンニンの少ない 「 ほうじ茶 」 や 「 麦茶 」 を飲むようにし、
タンニンの多い煎茶や玉露は、食事以外に飲みましょう。 
  
---------------------------------------------------------------
      ◎カルシウムを取りたい方には、シュウ酸に注意!  

          「 カルシウムを多く含む食品 」 
        乳製品 ( 牛乳・チーズ・ヨーグルト )、小魚 
                           
                  「 シュウ酸が多い食品 」
          ケーキ、クッキー、アイスクリームなど

→ シュウ酸は、カルシウムの吸収を防げます。 しかしシュウ酸は水に溶ける
性質を持っているため、下茄でをすることによりシュウ酸は抜けます。牛乳や
チーズなどを料理に入れる際には、シュウ酸の多い食べ物は下茹でしましょう。
  
---------------------------------------------------------------
        ◎肥満が気になる方は、砂糖と脂肪に注意!  

             「 脂肪の多い食事 」 
          焼肉、トンカツ、牛丼、オムライス、ピザ 
                           
                   「 砂糖を多く含む食品 」
          ケーキ、クッキー、アイスクリームなど

→ 砂糖と脂肪を食べ合わせると、脂肪の蓄積がさらに高まります。肥満が気に
なる方には、大敵となる組み合わせです。
焼肉屋さんに行った際には、食後にデザートやケーキではなく、3時のおやつに
しましょう。

---------------------------------------------------------------
   
        ○ オススメの組み合わせ食品 ○ 
 
そろそろお腹が出てきたな ・ ・ ・ 。 最近飲みすぎている ・ ・ ・ 。 健診で生活
習慣病と言われた ・ ・ ・ 。 という方にオススメの組み合わせをご紹介します!
   
---------------------------------------------------------------

     ◎ コレステロール値が気になる方には、緑黄色野菜を!  

          「 コレステロールの多い食品 」 
         卵、魚卵、チーズ、鶏肉、豚肉、牛肉など 
                            
                    「 緑黄色野菜  」
         ニンジン、ピーマン、トマト、ブロッコリーなど

→ 緑黄色野菜の持つクロロフィルは、コレステロール値の低下作用が抜群です。
これは野菜の食物繊維の働きと相乗効果があります。つまり、緑黄色野菜自体
が食べ合わせの役割を果たしているのです。
普段の食事に小鉢を1品取り入れたり、コンビニエンスストアやスーパーマーケ
ットでは、サラダや野菜ジュースを付けてみてはいかがですか?
 
---------------------------------------------------------------

      ◎ お酒を飲む方は、アルコールの分解を助ける物を!  

                「 お酒 」 
         ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ワインなど 
                            
              「 アルコールの分解を助けるもの   」
                枝豆、豆腐、納豆など

→ ビタミンB1は、お酒に多く含まれる糖の分解をし、エネルギーに変える働きが
あります。 また、ビタミンCは、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドという毒の
分解をする働きがあります。
ビタミンB1とビタミンCを含む 「 枝豆 」 はお酒のおつまみとして最適です。
また、豆腐や枝豆などの大豆製品には、ビタミンB1が多く含まれています。
お酒のつまみは、身体への負担を軽くするために、枝豆・豆腐・納豆などの大豆
食品を1品入れてみてはいかがですか?

---------------------------------------------------------------

少し組み合わせを変えることで、今まで以上に食材の持つ栄養成分の効果が得ら
れます。 これからの食事に取り入れてみてはいかがですか?

ちなみに私は、これからある新年会などのおつまみには 「 枝豆 」 を一品入れるよ
うにしてみます。 

 

参考資料 : 『 毒を出す!新食べ合わせ法 』
 
                                sake

                        管理栄養士/大野  聖子 (おおの せいこ)
                             2012年1月号
                                                          ■ バックナンバーへ ■



スポンサーサイト

テーマ:ダイエット/健康/美容/ - ジャンル:ヘルス・ダイエット

| バックナンバー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<「豆」知識 (2012年2月号) | ホーム | 弁当で簡単!カロリーコントロール (2011年12月号)>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://eiyoushinoheya.blog60.fc2.com/tb.php/56-497f1d5c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |