スポーツの秋の水分補給 (2011年10月号)

スポーツの秋です。

なぜ 「 スポーツの秋 と言うかみなさんはご存知ですか? 
 
もちろん、夏の暑さも和らぎ、
ちょっと過ごしやすくなってきたこの時期だから、
スポーツ
を始めやすいということもあります。 
 
また、10月にある祭日の
「 体育の日 」 から来ていると言う説もありますが、
 
秋は冬の寒さに備えて、
体内でエネルギーを燃やして体温を高めようと
代謝がアップしている時期でもあります。 
 

つまり、
この時期に体をよく動かせば、冬に備えて身体が作られ、
体力や身体機能の低下を防げるため、
「 秋 」 にスポーツを始めると良いということから 「 スポーツの秋 」
と言われているそうです。

 
 

さて、運動を始めるのはいいのですが、
忘れてはいけないのは 「 水分補給 です。 

 
夏の暑い日は、暑さやのどの渇きから、水分を取りやすいのですが、
汗をかきにくい秋は自然に水分摂取が控えめになってしまいます。
 
    
実は、夏の炎天下ほどではないですが、
秋でも運動をすればやはり多量の汗をかいています。 
それが目立たないのは、空気が乾燥しているため、
夏よりも汗の蒸発量が多く、
汗をかいていることに気づかない事が多いのです。

   
つまり、暑い夏よりも、涼しくなった秋以降の時期に、
水分補給が疎かになってしまいがちなのです。

    

昔、私が高校生や中学生の時は、
秋でも、冬でも、暑い夏のときでも部活中の 水分補給は禁止でした。
「 部活中に水は飲むな 」 とよく先輩に叱られたのを 思い出します。

 
理由は 「 ( 多量の水分摂取により ) 動けなくなるから 」

水分が補給できるのは、昼食のときか、部活が終わったときのみでした。
 

「 動けなくなるって何?
  そんな一度におなかがいっぱいになるほど、水なんて飲まないのに 」 と、
今では思いますが、当時は 「 そうか 」 と納得していたと思います。
 

それでも、夏のときは、暑さと喉の渇きに我慢できなくて、
汗をかいた顔を洗うときや、口の中を濯ぐ時、こっそりと先輩の目を盗んで
一口、二口と飲んでしまっていましたが・・・

 
しかし、汗をかきにくくなった秋や冬は、
先輩の目もあって、「 ちょっと喉が渇いたな ・ ・ ・ 」 と思っても、
一切水分補給はしていませんでした。

今思うと、相当危険な事をしていたんだなぁ ・ ・ ・ と思います。

 
 

それでは、
運動をしたら、一体どれくらいの水分を取ればいいのでしょうか? 
 
 

通常の生活では、食事や飲み物からとして、
一日に約2リットル程度の水分補給が必要 といわれます。 
  
 
これは通常の生活においても排泄物などで約1、2リットル、
呼気や皮膚からの蒸発物として約0.8リットル蒸発するからです。 

一方で、約1時間ジョギングをすると、
約1~2リットル程度発汗するとも言われています。 
 
 

つまり、通常時の1日分を、
運動時にはわずか
1時間で消費していることになるのです。 
 
 

それでは、いつ、どの程度水分を補給すればよいのでしょうか? 
 
 

喉が渇いた時?それとも汗を大量にかいた時?
ところが、これらのタイミングでは遅いと言われています。
 

実は、喉が渇いたと感じる頃には、
既に部分的な脱水状態に入っていると言われています。 
 
つまり、衰弱が始まっているということになります。 
 
 

水分補給のタイミングは、だいたい20分~30分に1回、
約200ミリリットルの水分補給をすると良いとされています。 
  
 
また、水分補給の際には、一気に飲むと胃に負担をかけるため、
少しずつ飲むと良いでしょう。
 

また種類としては、
カフェイン ( コーヒーや緑茶など ) を含むものは避けてください。
カフェインには利尿作用があるため、発汗を促してしまう事から、
スポーツ時には避けた方が良いとされています。
 

また、スポーツ飲料の場合は、
摂り過ぎると糖分を過剰に摂取してしまう場合があるので、
水で薄めて飲むなどして、摂取の仕方には注意してください。

 
 

水分補給を忘れずに、スポーツの秋を満喫しましょう。
 

  
                                                                       mizu.jpg 

                        栄養士/山本 志帆子 (やまもと しほこ)
                            2011年10月号
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テーマ:食と健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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