「 たんぱく尿 」 と 「 尿たんぱく量 」(2010年5月号)

春、会社の健康診断の季節がやってきましたね。
 
自分の健康状態をしっかり整え、新生活をはじめていきたいものですね。
 
 
今回は腎機能の検査項目である、
  
「 たんぱく尿 」「 尿たんぱく量 」
 
についてお話したいと思います。
 
言葉は似ていますが、実はまったく異なる検査なのです。
 
 
「 たんぱく尿 」 は、文字通り、
 
尿にたんぱくがおりていないか尿を試験紙にとって調べる方法です。
 
結果は、(-)、(±)、(+)、(++)、(+++) などで表されます。
 
 
たんぱく尿は、腎機能以外でも、発熱があった時や、
 
激しい運動をした後にも (+) になる、つまり陽性になることも多いので、
 
毎年(±)や(+)が続くようなら、精査が必要です。
 
 
一方、「 尿たんぱく量 」 は、尿中のたんぱく量をきっちり調べたものです。
 
これは1日の尿量を全部とっておいて、たんぱくがどの程度含まれているか
 
調べる検査です。結果は、0.3g、0.5g などと、数値で表されます。
 
ちなみに1日の尿たんぱくが、1.0g 以上の場合、
 
腎機能の低下は進行性と言えます。
( 逆に、0.3g ~ 0.5g 以下と少ない場合は腎機能の低下は軽度とされます )
 
蓄尿することで、塩分をどれだけとっているか、食事中のタンパク質をどれだけ
 
食べたのか、食事内容がはっきりとわかります。
 
 
「 会社の健診で、たんぱく尿に注意と言われたけど ・ ・ ・ 」 と病院を訪れたAさん。
 
たんぱく尿は、特に気にはしていませんでした。
  
それから20数年、仕事や家族サービスが忙しく、健診は受けていても、
  
病院を訪れるのは風邪をひいた時くらいのものでした。
 
今回の尿たんぱく量の検査の結果、1日の尿たんぱく量がはっきりし、腎臓に対する
 
治療が必要であることがわかりました。
 
 
「やはり1日尿たんぱく量を調べてよかったです。」とAさん。
 
もしたんぱく尿を指摘されたら、
 
ぜひ一度1日たんぱく量を調べてみてはいかがでしょうか?

  
 
 
参考文献 『 日本腎臓学会食事療法ガイドライン 』
   

 
                                 CUT_202.gif            
                          管理栄養士 / 加藤 静香 (かとう しずか)
                                      2010年5月号
                                     ■ バックナンバーへ ■ 

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