やっぱお米でしょ ~ 歯の構造から分かる日本人に適する食事 ~ (2010年3月号)

人間の歯は全部で32本 ( 親知らずを抜いても28本 ) あります。
 
歯の種類が3種類ある
ことはご存知でしょうか?
 
 
臼歯 ( きゅうし ) ・ ・ ・ 穀物をすりつぶすための歯
 
切歯 (  せっし  ) ・ ・ ・ 草を噛み切るための歯
 
犬歯 (  けんし )  ・ ・ ・ 肉を噛みちぎるための歯
 
 
以上の3種に分類でき、雑食 ( 穀物も肉も両方食べる ) の 人間の場合は
臼歯20本、切歯8本、犬歯4本 の割合になっています。 

  
肉食動物 の歯は犬歯が発達し、その他の歯も鋭く、顎も上下にしか動きません。
つまり、肉を噛みちぎるのに適した構造になっているのです。
 
一方、草食動物 は平らな臼歯がびっしりと生え、草をすりつぶすのに適しています。
牧草を食べるのに適した構造になっているわけです。
 
 
人間の場合はどうでしょうか?
臼歯20本、切歯8本、犬歯4本の割合になっています。 つまり ・ ・ ・
臼歯20 : 切歯8 : 犬歯4 = 穀物 5 : 野菜 : 2 : 肉魚1
食事のエネルギーの半分以上を炭水化物(穀物)から摂取することがよいとされている
ので、これは理にかなっているのではないでしょうか?
 
 
また、日本人とお米の付き合いは水田による稲作が始まった約2000年前の弥生時代
から続いています。
それに比べ、肉や乳製品を本格的に食べ始めたのはいつ頃でしょう?
お米との付き合いが2000年以上だとすると、肉や乳製品の摂取量が増えてきた
のは 文明開化以降、たった70年ほどなのです。
 
 
付き合いが長いため、日本人の体はお米の炭水化物を消化するのがとても得意です。
もちろん、たんぱく質や脂質を消化する酵素もきちんと分泌されていますが、
焼肉やステーキを食べた後に胸焼け、牛乳やヨーグルトを摂ると下痢をする人は結構
いるようです。これは体が消化に慣れていないために起きる現象なのだそうです。
 
 
しかしながら、日本人の米摂取量は時代の流れとともに大きく推移しました。
昭和40年は1日平均摂取しているエネルギーのうち、55.8%のエネルギーを米から
摂っていましたが、平成16年はわずか30.3%となりました。
  okome 
 
摂取エネルギーはあまり変化していないのに、生活習慣病が増加する理由はここに
あります。お米離れをし、その代わり脂質からエネルギーを多く摂るようになってしま
ったのです。
 
この先、動物性脂肪を多く摂る生活が続き、日本人の体が脂質の消化に強くなれば、
高コレストロールになる人は減るのでしょうか ・ ・ ・。
 
 
『 ダイエットしているから、ご飯は少なめにしよう 』 
 
体重が気になると炭水化物を減らす女性はたくさんいます。 私もその一人です。
 
先ほど述べた日本人の体とお米の関係以外にもお米には魅力的な要素がたくさん
あります。
 
 
★ お米一つで三大栄養素が取れる!?
お米はでんぷん ( 炭水化物 ) が主体ではありますが、たんぱく質や脂質もきちんと
含みます。 体内で合成できない必須アミノ酸も豊富に含まれています。
  
 
★ お米をきちんと食べればサプリメントいらず!?
美容と健康に必須のビタミンB1、B2、ビタミンE、不足しがちな食物繊維、カルシウム、
亜鉛、鉄分、 マグネシウム、などのミネラルをバランス良く摂ることができます。
   
 
★ 体の機能が正常になる!?
日本人の1番体に合う食材ですから、他の食品に比べ消化吸収による体への負担が
少ないです。 それにより、免疫力、基礎代謝、体温が上がり、太りにくい体を作ることが
できます。また、大腸の 負担も軽くなるので便秘の解消も期待できます。
    
便秘や女性ならではの月経不順などの悩みはストレスのみでなく、お米不足も関わって
いるのではないかという見方も出てきました。
 
 
こんなにも魅力的なお米。
 
お米をきちんと摂っていなかった自分に反省しました。
 
おかずを減らしても、米は減らすな!
 
お米の声が聞こえてくるような気がします。
 
日本人はやっぱお米でしょ。

  
参考文献 : 日本人最後のダイエット ~ お米を食べるだけでこんなにやせた ~
                                                食事療法士 辻野 正之
                                     CUT_161.gif

                               管理栄養士/高田 康代 (たかだ やすよ
                                2010年3月号
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テーマ:食と健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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