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熱中症予防のための水分補給
 この時期になると毎年水分補給をしましょう。脱水に気をつけましょう。水だけではなくミネラルも一緒にとりましょうとテレビや雑誌で取り上げてられることが多くなります。そこで、熱中症予防のための水分補給について少しまとめてみたいと思います。

 熱中症がどのようにして起こるかというと、
 【気温が30℃以上の場合や日差しが強い環境などにいる→体温が上がる→汗を出して体温調節をする→からだの水分が少なくなる→汗が出なくなる→体温調節ができなくなる→熱中症】
 この様に、体温が調節できなくなって、熱中症が起こります。

 熱中症を予防するために水分補給をするタイミングとしては、体温が上がる前や汗が出始める前です。理由としては、下記の2つがあります。
  ・水分は胃の中に一度とどまってから吸収されるので、飲んでから吸収されるまで時間がかかります。
  ・汗をかき続けると汗に含まれるナトリウムの量が多くなります。

 『水分と一緒に塩をとりましょう』と聞くことが多いと思いますが、それは汗の主な成分として水分とナトリウムが多く、水分と同時にナトリウムを含む塩分をとる必要があるからです。
 水分とナトリウムにもう一つ加えると、水分とナトリウムが身体に吸収されやすくなります。それは、砂糖(できればぶどう糖)です。砂糖を加えていないものと比較して砂糖を加えたものは、格段に早く吸収されます。

 市販されている経口補水液や飲料水など食品には、このような栄養成分表示がついています。

7月コラム①



  次が、経口補水液などに表示されているナトリウムと炭水化物(砂糖や食物繊維など)の栄養成分表示の範囲です。

7月コラム②




 普段、水分補給する時は、お茶や清涼飲料水、ミネラルウォーターだと思います。
 お茶では、食塩相当量が少ないので、お茶で水分を補給して塩分は飴玉や食事などでしっかり補給するなど、栄養成分表示も参考にしてみてください。


 熱中症ガイドライン2015では
 熱中症の予防として、高齢者を含む学童から成人が500~1000ml/日、幼児が300~600ml/日、乳児が体重1㎏当り30~50ml/日が目安とされています。普段水分をあまりとらない方は参考にしてみてください。

 普段ですと、市販されている経口補水液やスポーツ飲料などで事足りますが、キャンプなどで熱中症が疑われ、すぐに市販されているものを用意できない時のために経口補水液の作り方を紹介したいと思います。
  【材料】      水     1L
            砂糖    20~40g
            塩      3g
  【作り方】    材料を全て混ぜて出来上がり。
※砂糖と塩を入れただけなので、レモン汁など果汁を入れると飲みやすくなります。

 毎年、熱中症で倒れられる方のニュースが多くありますので、今年の夏も十分気をつけてください。

                                                           いつきの里 石川橋
                                                           管理栄養士 松村知哉


参考文献
谷口英喜(2015) 経口補水療法 Oral rehydration therapy:日生気誌52(4):151-164
日本救急医学会(2015) 熱中症診療ガイドライン2015.日本救急医学会熱中症に関する委員会https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/heatstroke2015.pdf
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テーマ:食と健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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