健康に長生きしよう
健康に長生きしよう
メディカルいつき 松村知哉


8月。夏。身体が自然と動いてしまうこの季節。
ということで、いつまでも運動など好きなことをして、健康に長生きするために気をつけたいことについて考えたいと思います。

今回は・・・
「サルコペニア」について考えていきたいと思います。

今回なぜサルコペニアなのかというと、最近ニュースやテレビ番組でサルコペニア、フレイル、ロコモといった単語を聞くようになり、その中でも、サルコペニアは国際疾病分類10版(ICD-10)に病気として登録されたからです。

「国際疾病分類10版(ICD-10)とは」
WHO(世界保健機関)が作っている病気の分類コードです。この分類コードに登録された病気は簡単に言えば「対策や治療が必要ですよ」という事です。

現在、サルコペニアは対策や治療が必要な病気となりました。

【サルコペニアってなに?】

サルコペニアは日本語に直すと
「筋肉減少症」と書きます。
読んで字のごとく筋肉が減少してしまうことです。年齢が上がることに伴う筋肉量、筋力、身体機能の低下が主な原因ですが、年齢が上がること以外にも、食事の食べる量が低下している、外に出て動く事が少なくなった、内臓や関節に炎症が起こるなどの原因があげられます。
サルコペニアが起きると、転倒・骨折、移動能力低下、日常生活が困難になる、死亡率の上昇、各種疾病などに影響がでてきます。


病気になった後、なんで病気になったのかよくよく考えると実はサルコペニアが原因だった。なんてことが今後は増えてくるかもしれません。

最近、誤嚥性肺炎という言葉を聞かれた方もいるかと思います。誤嚥性肺炎も筋肉量の減少が原因の1つなので、気をつけたいですね。(ちなみに、厚生労働省が出している死因別にみた死亡率では肺炎が3位まで上がってきました。)



【サルコペニアの予防はどうすればいいの?】


実は、外に出て誰かとおしゃべりしたり、散歩したりするなどの簡単なことだけでも予防につながります。

 「外に出る・おしゃべり・散歩」がどんな予防につながるか考えていきたいと思います。

〈外に出る〉

外に出ると太陽の光を浴びるので、ここで「骨折の予防」が出来ます。ビタミンDという栄養素が太陽の光を浴びることにより体内で作られます。ビタミンDはカルシウムの吸収に良い影響を与えるので、骨がもろくなるのを予防してくれます。

〈おしゃべり〉

おしゃべりをすると、「食べる量の低下と誤嚥の予防」が出来ます。おしゃべりをすると唾液が出て、食欲がでてきます。食欲がでて食事をしっかりとる事によって、噛む時と飲み込む時に使う筋肉量が低下することを予防してくれます。その筋肉量を維持することによって誤嚥が防止できます。

〈散歩〉
散歩をすれば、足の筋力の維持に繋がります。バランス能力も維持出来るので、転倒による骨折などの予防にもつながります。運動をするとお腹がへり、食事も美味しく食べられる。著名人や周りの人、ご家族でも言ってらっしゃる方もいるかと思いますが、

空腹は最大の調味料です。


サルコペニアについてここまで考えてきました。
外出して誰かとおしゃべりをすることや、少しだけでも身体を動かせば、サルコペニアの予防になります。お腹もすいて美味しくご飯も食べられる。一石二鳥だと思いませんか?
今の時期、外出する際「脱水」の危険性が高くなるので、水分とミネラルの補給はお忘れなく!!



最後に簡単なサルコペニアの診断テストを載せさせて頂きますのでよろしければご使用ください。テスト指輪っか





引用参考文献
1) 厚生労働省:平成27年 人口動態統計月報年計(概数)の概況
2) 健康長寿教室パンフレット  フレイル予防医学研究室、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
3) フレイル・サルコペニア予防のための食事と運動 発行 株式会社クリニコ
4) 在宅リハビリテーション栄養 日本リハビリテーション栄養研究会・監修、若林秀隆・編集、医歯薬出版株式会社


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