食事のマナー
先日、友人の結婚式に出席しました。友人のきれいな花嫁姿を見て、幸せを分けてもらったような気持ちでした。しかし、私には少し心配なことがありました。それは≪食事のマナー≫です。きちんと出来ているか心配で、緊張しながら食事を頂きました。

≪食事のマナー≫というと、今回の私のように結婚式などの特別な日を思い浮かべるかもしれません。しかし、食事のマナーとは一緒に食事をする人同士がお互いに気持ち良く食卓を囲むことができるように、そして食事や食材を作ってくれた人への感謝の気持ちを表す振る舞いとして毎日の生活に密着しているものです。特別な日の食事で慌てない為にも、普段の食事で基本的なマナーが守られているかを確認してみましょう。
 
●食事の際は『いただきます』と『ごちそうさま』の挨拶をする
姿勢や箸使いよりもまず、『いただきます』『ごちそうさま』を言うように心がけましょう。何気なく食べている食事ですが、たくさんの人が関わっています。食事に感謝して食べることは、とても大切な食事のマナーです。

●料理の定位置を覚える
基本は『お箸を右手、お茶碗を左手』で、以下のように料理を配膳します。
食事マナー3
①主食(ごはん):手前左側
②汁物(味噌汁など):手前右側
③副々菜(香の物・和え物など):真ん中
④副菜(煮物など):奥左側
⑤主菜(肉・魚など):奥右側
また、主食・主菜・副菜・副々菜とそろえて食べることで、栄養バランスの偏りを防ぐことができます。

●背筋を伸ばして姿勢よく
横を向いたり前かがみになったりせず、背筋を伸ばして座り、箸を口元に持っていくようにして食べましょう。このとき、手を受け皿にすると上品に見えるように思いますが、これはマナー違反です。料理は汁をよく切ってから口へ運びましょう。また、食事のときは机に肘をつかず、利き手と反対の手は机の上に置きましょう。正しい姿勢で食事をすることは、見た目が美しいだけでなく、消化器官の働きを促します。

●口は閉じ、音を立てないように食べる
口を開けたまま食べると、音が気になるだけでなく食べている口の中が見えてしまいます。食事をする時は、クチャクチャと音を立てないように、口を閉じて食べるように意識しましょう。また、食べながら話をすることも音を立ててしまう原因となります。話をするときは口の中に食べ物が入っていない状態でしましょう。
その他にも、口を閉じてしっかり噛むことで唾液の分泌が促され、食べ物と混じり、内臓での消化・吸収がされやすくなるというメリットがあります。また、満腹中枢に【食べた】という情報が伝わりやすくなるため、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

●箸を正しく使う
箸の持ち方や扱いの間違いも直したいものです。
以下の三点に注意して、正しい持ち方で扱うようにしましょう。
食事マナー2

・上の箸は親指、人差し指、中指の三本で上から3分の1くらいの部分を持つ下の箸は親指の付け根と薬指で支える(動かさない)
・食べ物を挟むときは人差し指と中指で上の箸のみを動かす
・箸先をそろえる

また、以下のような箸使いはやめましょう。
・合わせ箸…箸から箸へ料理を渡すこと
・移り箸……とりかけたものをやめて別の物をとること
・拝み箸……『いただきます』の時に、箸を持ちながら手を合わせること
・刺し箸……食べ物を箸で刺して口に運ぶこと
・たぐり箸…器を箸で動かすこと
・たて箸……ご飯に箸を突き刺して立てること
・ねぶり箸…箸に付いたものをなめること
・迷い箸……どの料理を食べようか迷い、料理の上で箸を動かすこと
・わたし箸…器の上に箸を置くこと
★箸のマナーについては上記以外にもたくさんあります。日頃から箸の扱いには注意しましょう。

●食べる早さは周りに合わせる
人と食事をする時は、『一緒に楽しむ』ということを忘れないようにしましょう。
自分だけ先に食べ終わってしまっては、相手を焦らせてしまします。反対に、のんびりとマイペースに食べていては相手を待たせてしまいます。食べる早さは一緒に食べている人に合わせると良いでしょう。また、『早食い』は周りの人との食事を食べるペースが合わせられないだけでなく、よく噛まずに食べてしまうため肥満に繋がる可能性があります。
 
●『ながら食べ』に注意する
【テレビを見ながら】、【スマートフォンを使いながら】、【本を読みながら】など、食事の最中に他事をするのはやめましょう。食卓は大事なコミュニケーションの場です。また、『ながら食べ』は食事に集中できず噛む回数が減ってしまい、満腹感を得られにくくなる為、肥満に繋がる恐れがあります。
  
この他にも、和食・洋食・中華など、料理の種類によってマナーは変わってきます。
しかし、『一緒に食べる人同士が気持ちよく食事をすることができるように』と言うことは、料理の種類や文化に関わらず共通しています。まずは、感謝の気持ちや見た目の美しさを意識して食事をすることから始めてみませんか?


食事マナー1


                       管理栄養士/織田愛子
                           2017年3月号
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