寒い時期には大活躍!~生姜のチカラ~
ついこの間まで暖かかったのが一気に寒さを増し、冬がやってきましたね。寒い時期につらいのが冷え性・・・私自身も冷え性で手足の先が氷のように冷たいと感じることもあります。そんな冷え性を改善する食材として一番に思いつくのは“生姜”ではないでしょうか?私も先日実家からとても立派な生姜を頂き、様々な料理に加えて体を温めています。今回は寒い時期に大活躍する“生姜”について学んでいきましょう。


◎生姜の成分・効能

生姜の成分の90%以上は水分で、残りの10%に含まれる生姜特有の辛味成分に特徴があります。その主な成分として、『ジンゲロール』『ショウガオール』があります。
ショウガの効能
生姜の辛味成分には、上記のように多くの効能が期待出来ます。


◎体を温めたいのに冷やしている!?

冷え性の味方である生姜ですが、使い方を間違えると逆効果になってしまうことをご存知でしょうか?表にもあるように、辛味成分の『ジンゲロール』と『ショウガオール』ともに冷え性の改善に効果がありますが、働き方が異なります。
ショウガオールの温め効果は、胃腸を内側から刺激して血流を高めることにより体の内側に熱を作り出し、全身を温めることが出来ます。また、体内の脂肪や糖質の燃焼を促す働きがあり、冷えの原因である体内の余分な水分を尿や汗として排出する作用があるため、体を深部から温めてくれます。
一方でジンゲロールの温め効果は、体の中心に溜まっている熱を手足の末端にまで送ることで冷えを取り除きます。しかし、体の表面や末端を温める作用があっても、体の深部の体温は下げてしまいます。さらにジンゲロールには解熱作用があるため、反対に体温を下げてしまうこともあります。


☆冷え性改善のためには、『ショウガオール』を取り入れることが大切!


◎生姜の摂り方のポイント

生の生姜に多いジンゲロールはショウガオールよりも免疫力向上の効果が高いと言われています。そのため、ジンゲロールは冷え性対策よりも“風邪の引き始めのウイルス対策”に向いています。また、体の内部から熱を外に出してくれるため、“風邪を引いたとき”などにも解熱作用を期待することが出来ます。ジンゲロールは空気に触れると成分が変化してしまうため、食べる直前におろしたり、切ったりした方が良いです。おろしたての生姜を使用した生姜湯などは風邪を引いた時には最適です。
※簡易に使用出来る生姜チューブは、空気にさらされているため上記のような効果は
期待出来ません。

一方、ショウガオールは体を芯から温める効果が期待出来る為、“冷え性改善”に向いています。ショウガオールの温め効果は即効性があるものではなく、3~4時間かけてゆっくりと温めるものです。そのため、体温の低い朝にショウガオールを摂取することにより、午前中のつらい冷えを解消することが出来ます。ショウガオールは加熱や乾燥が必要となるため、蒸し生姜や乾燥生姜を利用するのが良いでしょう。ただし、100℃以上で加熱するとショウガオールの出来が悪くなるため、注意しましょう。


◎生姜を摂取するにあたり注意したいこと

胃腸の弱い方は、生姜のような刺激のある食品を避ける傾向があります。しかし、生姜は胃腸の内壁の血行を良くし、胃腸の働きを活発にするなどの効果があるため、極端に避ける必要はありません。ただし、空腹時の摂取や大量摂取は控えましょう。
また、生姜は妊娠時のつわりに効果的と言われていますが、食べ過ぎは腹痛や下痢などを引き起こすこともあるため、量に気を付けましょう。

☆生姜の1日の摂取目安量は、10g程度(スライス:6枚分、すりおろし:小さじ1杯)

生の生姜、加熱した生姜を上手に使い分け、冷え性の改善や風邪予防などに生かしてみて下さい。

2016年も残り1ヶ月となりました。今年は皆様にとってどんな1年だったでしょうか?
様々な思い出を振り返りながら、身も心もホカホカにして良い年末をお過ごしください!

生姜

                       管理栄養士/齊藤茜 (さいとうあかね)
                           2016年12月号
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