七夕の行事食を知っていますか?(2015年7月号)
七月七日と言えば、一番に七夕が思い浮かぶことと思いますが、実は「そうめんの日」でもあるのです。意外に知られていませんが、そうめんは千年も前から七夕の行事食となっていました。節句に旬のものを食べ、邪気を祓ったり無病息災を願ったりする風習がたくさんありますが、そうめんもその内のひとつです。

【七夕にそうめんを食べる理由】
そうめんのルーツは、中国伝来の「索餅(さくべい」という、縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられています。
古代中国に「七月七日に亡くなった帝の子が霊鬼神となって熱病を流行らせた。そこで、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになったことから、七月七日に索餅を食べると一年間無病息災で過ごせる」との言い伝えができました。奈良時代に索餅が日本に伝えられると、麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに宮中行事に取り入れられ、一般にも広がっていきやがて、
索餅は舌触りのよい素麺(そうめん)へと変化し、七夕にそうめんを食べるようになりました。
また、そうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てて、七夕にそうめんを食べるという説もあるそうです。
 索餅
中国伝統「索餅」

【色つきそうめんの秘密】
色がついているそうめんは、陰陽五行説の五色(ごしき)に由来する厄除けの意味が込められています。本来は「青・赤・黄・白・黒」の五色をお供えしていましたが、いずれかを用いることが多くなりました。

【そうめんの「厄」(やく)ってなに?】
保管倉庫で熟成中のそうめん内の脂肪は、高温多湿の梅雨時期に原料の小麦粉に含まれる酵素の働きによって変化していきます。これがそうめんのでん粉やたんぱく質に影響を与え、そうめんのコシや舌ざわりをさらに良くします。この現象を「厄(やく)」と呼んでいます。
昔 すべてを手作業で行っていた頃は麺の付着防止のために油(綿実油)を最初からたくさん塗布していて、油の匂いも強く出ていました。しかし、そうめんは冬の農閑期に作り、食べるのは翌年の暑くなってからだったので、ちょうど「厄」を越して油の臭みも取れおいしく食べることができたというわけです。現在では油の塗布も少なく、油臭さも少ないので昔とは少し違っているようです。
「厄」を越したそうめんは、ゆでても「コシ」が強く、又 茹でのびにくい麺に変化しています。
ただし 古ければ古い程 美味しいかというと必ずしもそうではなく、
製造から2~3年したものが 一番の食べ頃と言われています。

【そうめんとひやむぎ(冷麦)の違いってなに?】
そうめんとひやむぎ(冷麦)は製法や太さが違います。

①主な製造方法:そうめんが手延べなのに対し、ひやむぎは多くが機械麺です。

②麺の太さ:そうめんの方が、一般的にひやむぎよりも細いですが、JAS(日本農林規格)によると手延べの場合は太さ直径1.7mm未満に引き延ばしたものは、そうめん・ひやむぎのどちらで表示してもよいことになっています。(機械麺の場合、太さ直径1.3mm未満がそうめん、1.3mm以上1.7mm未満がひやむぎ とされます。)
ちなみに1.7mm以上はうどんです。

【そうめんのアレンジレシピ】
最後に、我が家で人気のそうめんレシピをご紹介致します。

〇 そうめんチャンプルー 〇

そうめん

◇材料 (4人分)
材料4人分

◇調味料
調味料

◇下準備
下準備

◇作り方
作り方


ゴーヤは6月から8月がもっとも美味しい食材です。そうめんにめんつゆを付けて食べることに飽きてきた時は、旬の食材も取り入れた「そうめんチャンプルー」を是非一度お試し下さい。


【参照】
日々是活き生き暮らし歳時記
 http://www.i-nekko.jp/
全国乾麺協同組合連合会   http://www.kanmen.com/


                            管理栄養士/土田  咲 (つちだ さき)
                           2015年7月号
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