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月間コラム バックナンバー

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NEW!! 
2020年5月号・・・ 生肉にはご注意を( 松村 知哉 )  








2020年4月号・・・ 「  食卓から世界を見つめる  」( 岡田 菜摘 )  


2020年3月号・・・ 在宅支援サポーター ~運動と栄養のコラボ支援~( 小川 めぐみ )  


2020年2月号・・・ 免疫力について( 浅野 沙歩 )  


2020年1月号・・・ 有酸素運動と無酸素運動( 奥田 安見 )  


2019年12月号・・・ 美味しいお酒( 松村 知哉 )  


2019年11月号・・・ 「酢」を学ぶ( 岡田 菜摘 )  


2019年10月号・・・ 栗の思い出( 小川 めぐみ )  


2019年9月号・・・ 日本の典型的な朝ごはんはバランスが良い!?( 浅野 沙歩 )  


2019年8月号・・・ ★☆食物アレルギーについて☆★( 織田 愛子 )  


2019年7月号・・・ 熱中症予防のための水分補給( 松村 知哉 )  


2019年6月号・・・ 薬と食品の関係( 岡田 菜摘 )  


2019年5月号・・・ 日本の食肉文化( 小川 めぐみ )  


2019年4月号・・・ 薄・中・強力粉でパン作り( 浅野 沙歩 )  


2019年3月号・・・ ☆★健康食品について★☆( 織田 愛子 )  


2019年2月号・・・ 筋力の話( 松村 知哉 )  


2019年1月号・・・ 子どもの未来を育む『子ども食堂』( 岡田 菜摘 )  


2018年12月号・・・ 食品ロスについて考える( 小川 めぐみ )  


2018年11月号・・・ 栄養指導でサンプリング( 加藤 静香 )  


2018年10月号・・・ 好き嫌いについて( 織田 愛子 )  


2018年9月号・・・ 誤嚥性肺炎( 松村 知哉 )  


2018年8月号・・・ 「エイト」と「ヨン」で栄養の日( 岡田 菜摘 )  


2018年7月号・・・ 口の動きからみた食事( 小川 めぐみ )  


2018年6月号・・・ 在宅訪問管理栄養士について( 加藤 静香 )  


2018年5月号・・・ コラーゲンを食べて『美肌になる』は本当か( 織田 愛子 )  


2018年4月号・・・ 睡眠、とれていますか( 松村 知哉 )  


2018年 3月号・・・ お口の健康管理、できてますか( 岡田 菜摘 )  


2018年 2月号・・・ ただいま温活中( 小川 めぐみ )  


2018年 1月号・・・ 慢性閉塞性肺疾患と揚げ物( 加藤 静香 )  


2017年 12月号・・・ お酒とのつきあい方( 織田 愛子 )  


2017年 10月号・・・ 秋の風物詩( 櫻本 ルリ )  


2017年 9月号・・・ 健康になるための第一歩( 齋藤 茜 )  


2017年 8月号・・・ 健康に長生きしよう( 松村 知哉 )  


2017年 7月号・・・ 夏場の食中毒にご注意を!( 岡田 菜摘 ) 
 


2017年 6月号・・・ 梅雨の楽しみ( 小川 めぐみ ) 
 


2017年 5月号・・・ 「腸内環境」を整えよう( 山本 志帆子 ) 
 


2017年 4月号・・・ 減塩ラーメンを自宅で作ってみよう!( 加藤 静香 ) 
 


2017年 3月号・・・ 食事のマナー( 織田 愛子 ) 
 


2017年 2月号・・・ ご存じですか?健康日本21(第2次)( 小川 真奈美 ) 
 


2017年 1月号・・・ 甘酒の魅力( 櫻本 ルリ ) 
 


2016年 12月号・・・ 寒い時期には大活躍!~生姜のチカラ~( 齊藤 茜 ) 
 


2016年 11月号・・・ 紅茶で幸せな時間を( 船渡 さゆり ) 
 


2016年 10月号・・・ 食欲の秋( 山中 裕美 ) 
 


2016年 9月号・・・ 木の実の季節 ~もっと知ろうナッツの栄養成分~( 神谷 優子 ) 
 


2016年 8月号・・・ 食事で支える( 小川 めぐみ ) 
 


2016年 7月号・・・ 夏の水分補給に注意!( 山本 志帆子 ) 
 


2016年 6月号・・・ 薬を飲んでいる方に必要なビタミンについて( 加藤 静香 ) 
 


2016年 5月号・・・ 常備食材の定番!~じゃがいもについて~( 織田 愛子 ) 
 


2016年 4月号・・・ 知ってますか?緑茶パワー( 加茂 友季子 ) 
 


2016年 3月号・・・ お腹の中の同居人( 櫻本 ルリ ) 
 


2016年 2月号・・・ 運動と食事の関係( 齊藤  茜 ) 
 


2016年 1月号・・・ 手作りだしのすすめ( 船戸  さゆり ) 
 

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2015年 12月号・・・ 免疫力アップ( 山中  裕美 )  


2015年 11月号・・・ かぼちゃに含まれる栄養( 神谷  優子 )  


2015年 10月号・・・ 我肥ゆる!?新米の秋( 小川 めぐみ )    


2015年 9月号・・・ 「味噌」のいろいろなお話( 山本 志帆子 )    


2015年 8月号・・・ 減塩の具体的なすすめかた( 加藤 静香 )    


2015年 7月号・・・ 七夕の行事食を知っていますか? ( 土田 咲 )    


2015年 6月号・・・ 機能性表示食品って??  ( 山内 茜 )    


2015年 5月号・・・朴葉寿司 ( 船渡  さゆり )


2015年 4月号・・・ま・ご・わ・や・さ・し・い ( 山中  裕美 )


2015年 3月号・・・ 手作りドレッシングを作ってみませんか?( 大野  聖子 )


2015年 2月号・・・ 冬の味方、柚子&レモン  ( 小川 めぐみ ) 


2015年 1月号・・・ 使い回しバツグン!白菜1玉まるごと使いきり術 ( 加藤  静香 )  
 
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2014年12月号・・・ 肩こりは食生活から? ( 山本 志帆子 )
 
 
2014年11月号・・・ 和の健康食 納豆の秘密 ( 土田 咲 )  
 
 
2014年10月号・・・ ”旬の食材” ってどうして良いの? ( 山内 茜 ) 
 


2014年 9月号・・・ 食べる力が動くとき ( 山口 恵里佳 ) 


2014年 8月号・・・ 熱中症に注意
  ( 山中  裕美 )


2014年 7月号・・・ 冷凍ストックで楽しく美味しく!( 大野  聖子 )



2014年 6月号・・・ 弁当をつくろう!!  ( 小川 めぐみ ) 

 
2014年 5月号・・・ 体からの『お「便」り』 ( 山本 志帆子 )    
    

2014年 4月号・・・ ビタミンC発見の話 ( 加藤  静香 )    
     
  

2014年 3月号・・・ 春こそ乾燥注意!  ( 土田 咲 )  
  
 
    
2014年 2月号・・・ あま~い季節にチョコレート  ( 山内 茜 )    
   

 
2014年 1月号・・・ 食品表示を見よう ( 山口 恵里佳 )  
 
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2013年12月号・・・ 
年越しそば  ( 山中  裕美 )
 
 
2013年11月号・・・ 睡眠と栄養 ( 大野 聖子 ) 
 
 
2013年10月号・・・ あなたの骨は大丈夫? ( 山内 茜 )  
 
  
2013年 9月号・・・ 旬食材をフル活用  ( 小川 めぐみ ) 
 
  
2013年 8月号・・・ 夏バテ解消法 ( 山本 志帆子 )    
  
   
2013年 7月号・・・ 乳酸菌で「腸美人」「腸美男」 ( 加藤  静香 )   
    
  
2013年 6月号・・・ 豆乳と牛乳  ( 高田 康代 )   
 
     
2013年 5月号・・・ 心も栄養からつくられる ( 山口 恵里佳 )  
   
 
2013年 4月号・・・ 桜の季節  ( 山中  裕美 )



2013年 3月号・・・ サプリメントとはいったい!? ( 大野  聖子 )
 

  
2013年 2月号・・・ 今から備える!花粉症対策
  ( 高田 康代 )   
 

   
2013年 1月号・・・ お屠蘇(おとそ)について
  ( 小川 めぐみ )  
 
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2012年12月号・・・ お酒の適量について  ( 山本 志帆子 )    

 
2012年11月号・・・ 血管を若く保つEPAの話  ( 加藤  静香 )    
     
 
2012年10月号・・・ 祖父から与えてもらったもの ( 山内 茜 ) 
 
    
2012年 9月号・・・ あなたの歯は健康ですか? ( 山口 恵里佳 )  
 
  
2012年 8月号・・・ 夏の風物詩スイカ  ( 山中  裕美 )
 
 
2012年 7月号・・・ 食と向き合う ( 大野  聖子 ) 
    
 
2012年 6月号・・・  これで万全!梅雨時期に多い食中毒予防  ( 高田 康代 )  
 
 
2012年 5月号・・・ Let's Go 潮干狩り ( 小川 めぐみ ) 
   
 
2012年 4月号・・・ 食べて美味しいザ・塩麹   ( 山本 志帆子 )      
     
 
2012年 3月号・・・ 牛乳に含まれるカルシウムについて  ( 加藤  静香 )
 
 
2012年 2月号・・・ 豆知識  ( 山中  裕美 )  
    
 
2012年 1月号・・・ 組み合わせ食品  ( 大野  聖子 )  
 
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2011年12月号・・・ 弁当で簡単 ! カロリーコントロール  ( 高田 康代 )   
   
 
2011年11月号・・・ 1食の大切さ ( 小川 めぐみ )
       
 
2011年10月号・・・ スポーツの秋の水分補給 ( 山本 志帆子 )  
  
 
2011年 9月号・・・ 被災生活を食で支える ( 加藤  静香 )


2011年 8月号・・・ 夏太り  ( 山中  裕美 )
 
    
2011年 7月号・・・ 夏でも冷え性  ( 大野  聖子 )
 
 
2011年 6月号・・・ コーヒーとカフェイン  ( 高田 康代 )  
   
   
2011年 5月号・・・ ちまきの由来  ( 小川  めぐみ )  
  
  
2011年 4月号・・・ 間食について考えよう ( 山本 志帆子 ) 
  
  
2011年 3月号・・・ 300gを食べ切るコツ  ( 加藤 静香 )
  
  
2011年 2月号・・・ 甘い香りに誘われて ( 山中 裕美 ) 
   
  
2011年 1月号・・・ とっても簡単米粉の作り方 ( 高田 康代 )  
 
   
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2010年12月号・・・ お雑煮のいろいろ ( 小川  めぐみ ) 
 
 
2010年11月号・・・ 無糖と砂糖不使用甘いのはどっち? ( 山本 志帆子 ) 
 
  
2010年10月号・・・ 社食で健康!  ( 加藤 静香 )
  
  
2010年 9月号・・・ 備えあれば、憂いなし  ( 山中 裕美 ) 
   
  
2010年 8月号・・・ シミ、シワの原因は紫外線! ( 高田 康代 )  

 
2010年 7月号・・・ 食べるラー油で夏を乗り切ろう ! !   ( 小川  めぐみ )  
 
 
 
2010年 6月号・・・ 日本のだしパワー ( 山本 志帆子 ) 
 
 
2010年 5月号・・・ たんぱく尿と尿たんぱく量  ( 加藤 静香 )
 
 

2010年 4月号・・・ 腸元気!生活  ( 山中 裕美 )
 
 
 
2010年 3月号・・・ やっぱお米でしょ ( 高田 康代 )  
  
  
2010年 2月号・・・ 中食 ( なかしょく ) の上手な選び方 ( 山本 志帆子 ) 
 
 
2010年 1月号・・・
みかんパワー   ( 小川  めぐみ )   
 
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2009年12月号・・・ どちらがおすすめ?たい焼きと菓子パン  ( 加藤 静香 )
 
  
2009年11月号・・・ 風邪 まずは予防!  ( 山中 裕美 ) 
   
    
2009年10月号・・・ 世界一の美女になるダイエット ( 高田 康代 )  
  
 
2009年 9月号 ・・・ 摂食・嚥下の勉強会に参加して ( 小川  めぐみ ) 
 

2009年 8月号 ・・・ ウォーキングについて ( 山本 志帆子 ) 
 
  
  
2009年 7月号 ・・・ 透析とビタミン ( 加藤 静香 )
 
 
2009年 6月号 ・・・ 良く噛む  ( 山中 裕美 )  
  
 

2009年 5月号 ・・・ ストレスに負けない!! ( 小川  めぐみ ) 
  
 
2009年 4月号 ・・・ 米粉について  ( 山本 志帆子 ) 
 
 
2009年 3月号 ・・・ 生命保険に加入して思うこと  ( 加藤 静香 ) 

 
2009年 2月号 ・・・ 食事記録について  ( 山中 裕美 )

 
2009年  1月号 ・・・ 心も体もあったまる鍋料理 ( 山口 宏美 )
 
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2008年12月号 ・・・ 野菜栽培で気付いたこと ( 小川  めぐみ )


2008年11月号 ・・・ 体の定期預金と普通預金 ( 山本 志帆子 )


2008年10月号 ・・・
植物ステロールについて考える ( 加藤 静香 )


2008年  9月号 ・・・ 見える油と見えない油 ( 山中 裕美 )


2008年  8月号 ・・・ 減塩について考えよう! ( 山口 宏美 )


2008年  7月号 ・・・ 脱水に注意! ( 小川 めぐみ )


2008年  6月号 ・・・ 果物の良さを見直しましょう ( 加藤 静香 )


2008年  5月号 ・・・ お茶の持つ力 ( 山本 志帆子 )


2008年  4月号 ・・・ 体と食材で感じる春の訪れ ( 山中 裕美 )


2008年  3月号 ・・・ 食事での風邪予防について ( 山口 宏美 )


2008年  2月号 ・・・ 健康な食べ方・味付けについて ( 小川 めぐみ )


2008年  1月号 ・・・ デトックスについて ( 山本 志帆子 )    
  

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生肉にはご注意を
 最近、37.5℃以上の熱と下痢の症状が出ることがありました。2日間で熱は収まり、下痢が4日間ほど続きました。病院にかかり、胃腸炎と診断され休養していました。しかし、不意に私の頭によぎるものがありました。熱がでる3日ほど前に食べた、美味しそうにレアの状態で火が入った焼き鳥のレバー串。もしかすると食中毒にかかったのではないかと。

医者に胃腸炎と診断されたので、素人判断で食中毒だと決めつけてはいけませんが、生肉や低温で火が入っている肉にはご注意ください。鶏肉については特に注意が必要です。


日本で、生肉が食べられるのは「馬肉」「鶏肉」「牛肉」です。

 馬肉と牛肉は食品衛生法で取り扱いと提供方法が決められています。ですが、鶏肉の生食について取り扱いを規制する法律がありません。

 「鶏肉は法律で生食の規制が決められていないので、出せる。」

というのが、現状です。
 しかし、鶏肉はかなりの確率でカンピロバクターという食中毒を起こす細菌が付着しています。この細菌は加熱することで殺菌することができるので、加熱していれば問題ありません。
 鶏肉を生食やレアの状態で食べることは危険です。しっかり火を入れてから食べることをお勧めします。 

 馬肉と牛肉も安全というわけではありません。馬肉で食中毒が起きる件数は少ないですが、牛肉は飲食チェーン店で腸管出血性大腸菌による食中毒を起こしたことをきっかけに規制が厳しくなり、子供や高齢者は食中毒のリスクが高いので注意するようにとの言葉も入るようになりました。

 馬刺しや鳥刺し、牛肉のユッケなど生肉は美味しいですが、その分リスクがあるので、十分ご注意ください。


                                       いつきの里石川橋
                                       管理栄養士 松村

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「  食卓から世界を見つめる  」
 私が管理栄養士を志したのは小学生の時でした。お昼の時間が近づくにつれて、調理室から教室まで食欲をそそる美味しそうな香りが漂ってくるあの時間を今でも鮮明に覚えています。その給食をきっかけに『食べること』について興味を持ち、いつしか管理栄養士を志したのですが、そんな数ある給食献立の中でも特に印象深く残っているのが『姉妹・友好都市献立』でした。
 名古屋市の小学校では姉妹・友好都市献立として、ロサンゼルス市、トリノ市、シドニー市、ランス市、南京市、メキシコ市の6都市にちなんだ献立が提供されています。国内にも多くの郷土料理があるように、世界には数えきれないほどの料理が存在します。今月のコラムでは、そんな世界の食卓に焦点を当てて紹介します。

「ボルシチ」
 ウクライナ発祥の料理で、ロシアをはじめとする東欧諸国で親しまれている料理です。鮮やかな深紅色の煮込み料理で、主な材料はジャガイモやビーツなどでんぷん質の多い野菜と牛や豚肉です。ビートサワーや代わりにサワークリームを乗せて召し上がります。料理のメインとしても、パンと共に前菜としても食べられる事が多いです。子供時代、テレビ番組で見かけたその深紅色と真っ白なサワークリームのコントラストに衝撃を受けたのをよく覚えています。
※ビーツビーツ

 「ビート」や「ウズマキダイコン」とも呼ばれ、その見た目はまるで赤かぶ。生だと歯ごたえがあるため薄くカットします。加熱するとホクホク芋のような触感になります。そしてなんとほうれん草の仲間です。




「ウインナー・シュニッツェル」
 オーストリアでは定番の料理のひとつ。薄切りの仔牛の肉を叩いてパン粉をつけて揚げます。(お皿からはみ出るサイズに揚げるのがウィーン式です。)スライスしたレモンとアンチョビを乗せ、マッシュポテトを添えて召し上がります。こちらも学生時代に授業で調理しましたが、日本のジューシーなカツレツとは異なり、肉を薄く叩いて揚げ焼きにするためサクッとした軽い触感だったのが印象的です。


シュニッツェル




「フェイジョアーダ」
 ブラジルで最も親しまれている伝統的な煮込み料理です。黒い豆と豚の脂身、干し肉または燻製肉、生ソーセージ、豚の内蔵などたくさんの材料を一緒に)煮込みます。味付けはニンニクと岩塩で、ごはんにかけてオレンジを添えて召し上がります。学生時代、授業の一貫で調理したことがありますが、真っ黒でどろっとした見た目とは反対に味は意外とあっさりしており日本人の口にも合う料理かと思いました。(日本の材料で調理したのでひょっとしたら現地ではまた違った風味かもしれませんね。
フェイジョアーダ


「チリコンカン」
 牛ひき肉とレッドキドニーをトマトと煮込み、スパイスを利かせた米国を代表する家庭料理です。日本のお子様がいるご家庭では唐辛子などスパイスは控えめに、ケチャップを加えて甘味を足し、大人用には追加でチリペッパーを加えると美味しく召し上がることができます。私が食べていた学校給食では玉ねぎやニンジンなどを加え、野菜の甘味を生かして調理されていました。
※レッドキドニー
 別名赤いんげん豆。小豆を一回り大きくしたような見た目をしていて、ホクホク食べ応えのある豆です。


豆、トマト



「ウエボス・ランチェロス」
 メキシコの定番朝食メニューです。トルティーヤにサルサソースをたっぷりかけて目玉焼きを乗せて召し上がります。実際に食べたことはありませんが、材料からみても間違いなく美味しそうな一品。トルティーヤや卵で炭水化物と蛋白質を、そしてトマトのビタミンやリコピンなどのミネラルを補給でき、栄養面からみても朝ごはんにぴったしのメニューと言えるでしょう。
※トルティーヤ
 乾燥したトウモロコシをアルカリ性の石灰水で茹でてすりつぶした粉から作る薄いパンのこと
※サルサソース
 チレ(唐辛子)にトマトなどを加えて作るソースのこと

タコス




* * *

 今回は私自身が食べたことのある料理や、興味のある料理のみの紹介ですが、世界にはまだまだ知らない料理が多く存在します。またこうして各国の料理を見てみると使う食材や調味料だけでなく色どりや、盛り付けも日本と大きく違いがあることがわかりますね。
 皆さんはあるひとつの国を調べるとき、その国の何処に興味を持ちますか?生活様式、言語、衣服、文化、経済など見る角度は様々ですが、ぜひその地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、地域で広く伝承されている地域固有の料理『郷土料理』にも目を向けてみると新しい発見があるかもしれませんね。

                                      いつきクリニック石川橋
                                      管理栄養士 岡田菜摘

【参考】
・「比べてみよう 世界の食と文化」明治の食育 株式会社 明治(最終閲覧日 2020年3月)
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/worldculture/

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在宅支援サポーター ~運動と栄養のコラボ支援~
 超高齢化社会へと突入する日本。そのような状況を受け、医療、介護の提供体制も見直され、これからは在宅での支援へと変わりつつあります。
 そんな時代の流れにより、私たち介護従事者も施設内のことだけではなく、在宅での生活に目を向け、ひとりひとりのニーズにあわせたサービスが求められます。
そこで、当施設では在宅支援の一環として、昨年の8月よりデイケアご利用者様を対象に多職種で栄養に関する取り組みを始めました。
 それは、『リハビリ後にタンパク質を摂取』していただくもの。
今回はその取り組みをご紹介したいと思います。

 『リハビリ後のタンパク質の摂取』とは具体的に、タンパク質(BCAA)が含まれているゼリーを運動後に摂取していただくこと。
運動中もしくは運動後にBCAAを摂取することで、筋タンパク質の合成促進と分解抑制が期待できます。
 今回は安定した運動量が維持できているご利用者様を中心に、お手紙やポスター等で取り組みの主旨や具体的な内容をお伝えし、呼びかけ、参加者を募りました。
 現在18名の方が実施しています。

 このような取り組みを導入した目的は2つ。
 1つはデイケアで実施しているリハビリの効果を上げること。
 もう1つはゼリーとともに栄養に関する情報を提供し、ご利用者様の食事に対する意識を高め、低栄養を防ぎ、在宅での生活が継続できるよう支援していくことです。
 特に当施設で食事はされず、リハビリのみ行って帰宅される短時間のご利用者様へのアプローチとして有効ではないかと考えました。

 参加されている方は3ヶ月に1度、リハビリ・介護スタッフが実施する体組成計での測定や身体機能テストで体の状態を確認します。合わせて栄養士・看護師が体重や摂取量の増減、食欲等を聞き取り、栄養状態を評価していきます。
 皆さん食べることがお好きなようで、聞き取りはついつい長話になってしまうことが多いのですが…(笑)
 評価した内容は各職種からコメントを載せてご本人にお渡しします。
体脂肪や骨格筋率を目の当たりにして、意識が変わる方が結構多いですよ。

 本格的に始めてからまだ半年ですが、ゼリー導入を機に食事についてご利用者様とお話しすることが増えました。
 「ごはんがそんなにたくさん食べれんでおやつ食べとるけど、それでいいかな?」
 「息子にお菓子ばっかり食っとらんと、肉とか魚とか食え!って言われてね…」
等の声も聞かれ、ご利用者様の食事に対する意識が少しずつ向上してきているのを実感しています。
 今後は測定結果の変化にも触れながら、ひとりひとりに見合った運動や栄養のアドバイスを継続的に行えたらと考えています。

 まだまだ始まったばかりの取り組みですが、より多くの方が楽しい在宅生活が送れるよう、多職種一丸となってサポートしていきたいです。



                                       いつきの里
                                       管理栄養士 小川めぐみ

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免疫力について
2020年もあっという間に1ヶ月が過ぎました。
まだまだ寒い日が続きますので、風邪やインフルエンザ等に気を付けたいですね。
風邪を予防するためには免疫力を高めると良いと聞いたことはありませんか。
免疫力とは何なのか。免疫力を高めるには何をしたらいいのか。
今回は免疫力についてお話ししたいと思います。


まずは免疫の仕組みについてお話しします。
免疫とは、細菌やウイルスから体を守る仕組みのことです。この仕組みは大きく2つに分けられます。

1.「粘膜免疫」で外からの侵入を防ぐ
目、鼻、口、腸管、膣、尿路など、粘膜は病原体の最初の侵入口になります。これらの異物から身を守るために、粘膜組織には外敵を排除する防御システムが備わっています。中でも「腸」は最も重要な免疫器官です。

2.「全身免疫」で入ったものをやっつけて体を治す
体内に病原体が侵入したら全身免疫の出番。免疫細胞が直ちに相手を捕えて攻撃する「自然免疫」と、相手の性質を正確に見極めて攻撃する「獲得免疫」の2段構えで守ります。熱が出るのは熱に弱いウイルスを叩くため。下痢は敵を体外に早く排出するためで、これらも免疫反応の一種です。

日々の体調管理には、「粘膜免疫」でウイルスや病原菌の侵入を防ぐことが大切です。

では次に、粘膜免疫で主体的に活躍している免疫物質「IgA抗体(以下、IgA)」についてお話しします。
IgAとは、ウイルスや病原菌などの異物にくっついて体への侵入を防ぎ、無力化するように働く“免疫物質=抗体”の一種で、目や鼻、口、腸など全身の粘膜部分で働きます。粘膜でのIgAの分泌量は体を守る免疫力の目安だと考えられており、低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。
そこで、IgAの分泌を高めるために日常生活でできることを4つご紹介します。

1.体を温める
体温が低いと免疫細胞の活性が低下してしまいます。体を温め、免疫力を高めましょう。
ほどよく体を温めるには湯たんぽもおすすめです。

2.笑う
ユーモラスな映像を見た後、IgA濃度が上昇したというデータもあります。日々の笑いは免疫力を高めてくれるそうです。

3.適度な運動
冬期12週間の上気道感染症(風邪)の症状と運動頻度の関係を調べたところ、運動する日数が多いほど風邪をひく日数も少なく、重症度も低いというデータもあります。
激しすぎる運動は免疫力を落としますが、「汗を軽くかく程度」の運動は免疫力アップにおすすめです。
運動後にはしっかり休養をとることも忘れないようにしましょう。

4.食生活
冒頭で“腸は最も重要な免疫器官”と説明した通り、腸の環境を改善し、その働きを活発にすることが大切です。なので、腸内環境を整える善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)やその栄養源となる食物繊維(特に水溶性食物繊維)を含む食品などを積極的にとるのも良いでしょう。
また、免疫細胞そのものを活性化させるために必要な栄養素として、たんぱく質があります。たんぱく質は、細胞の主要な成分ですので、豆腐・肉・乳類などの良質なたんぱく質を摂取することで、免疫細胞の働きを改善する効果が期待できます。さらに、ビタミンAやビタミンEなどのビタミン類なども、免疫細胞を強化してくれます。
このように、さまざまな成分が免疫力を高めるために効果がありますが、ある特定の食品を食べれば免疫力が高まるというわけではありません。ですので、これらの栄養素を意識しながらも、バランス良く食べる事が大切です。


免疫力を高めるために、日常生活のちょっとしたことを意識しながら過ごしてみるのはいかがでしょうか。
でももし、風邪をひいてしまったら、無理はせずしっかりと体を休め、熱や嘔吐、下痢がある時は脱水症状にならないようこまめに水分をとりましょう。


                                    樹クリニック
                                    管理栄養士 浅野沙歩



参考資料
"乳酸菌B240研究所". 大塚製薬株式会社    https://www.otsuka.co.jp/b240/

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有酸素運動と無酸素運動
 新年あけましておめでとうございます。令和2年となりました。聞き慣れなかった“令和”という言葉もようやく馴染んできたような気がします。

 忘年会や新年会、年越し、新年の挨拶などで食事が豪華になっているのではないでしょうか?私は年末に忘年会、年始にはおせち料理が食卓に並び、祖母の家に挨拶に行けば、すき焼きやお寿司が用意されており、毎年のように食べ過ぎてしまいます。食べることが好きなのでそんな年末年始が楽しみですが、後になって食べ過ぎたなあと後悔をしています。そして時間が出来たら運動をしよう!と意気込むのですが、寒くて起き上がるのも億劫。どんな運動が効果的か調べるのに時間を費やし、実際に動き出さずに1日が終了。結局暖かい部屋にこもりっぱなし。
 このようなエピソードは皆さまにも共感していただけるのでは?と思い、今回は目的に合わせた運動の方法(特に、有酸素運動と無酸素運動の違いや効果)についてお話ししていきます。重くなった体を運動でリセットしましょう。

 運動は大きく有酸素運動と無酸素運動に分けることができ、それぞれに特徴や効果があります。今回は有酸素運動と無酸素運動をテーマとし、目的に合わせて実践できるよう説明していきます。

◎有酸素運動と無酸素運動
 有酸素運動と無酸素運動の違いをご存知でしょうか?これらの違いは【運動時に息(呼吸)をする・しない】ではなく、実は【酸素を使ってエネルギーを作り出しているかどうか】という点に違いがあるのです。
 有酸素運動とは長時間継続して行う比較的強度の低い運動をいい、体内で酸素を利用してエネルギーを作り出します。
 そして、無酸素運動とは短時間で強度の高い運動をいい、おもに筋力トレーニングをさします。名前に無酸素とありますが、運動中に呼吸をしないということではありません。筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すことからこのように呼ばれています。

◎それぞれの効果
 有酸素運動は、脂肪を利用してエネルギーを作り出すため、内臓脂肪を減らすのに効果的です。
 無酸素運動は、筋力をつけて基礎代謝を上げることで痩せやすい体になることが出来ます。また、筋力をつけることはサルコペニア(※1)やロコモティブシンドローム(※2)の予防にもつながります。
 体脂肪を落とすためには有酸素運動が効果的ですが、無酸素運動も私たちにとって必要な運動であり、双方を組み合わせて行うのが望ましいでしょう。

※1サルコペニア:主に加齢に伴い筋力低下が起こること
※2ロコモティブシンドローム:運動器の障害のために移動機能低下をきたした状態

◎具体的に何があるのか
 ・有酸素運動
  ウォーキングやジョギング、エアロビクス、ラジオ体操、サイクリング、水泳 など
 ・無酸素運動
  短距離走、筋力トレーニング(腹筋、腕立て伏せ、スクワットなど)、体幹トレーニング など

 そのほか、日常生活に運動やストレッチの要素を取り入れることも体脂肪を消費する方法の一つです。運動とまではいきませんが、身体活動量を増やすことで1日の消費エネルギーが増えます。出来るだけ階段を使う、歩幅を広げる、速足で歩く、部屋の掃除をこまめに行う、電車やバスを一駅分歩くなど小さな事もコツコツと続けることにより減量に繋がります。無理はしないでその日の気分や体調によって挑戦することをおすすめします。

 また、運動とあわせて食事の量を調節することも大切です。お正月の行事がひと段落したら、腹八分目の食事を心がけましょう。

 まだまだ寒い日は続きますが、新年はコタツの外から出て活動的な生活を送ってみませんか?

                                       いつきクリニック一宮
                                       管理栄養士 奥田安見



参考文献
●高齢者のための健康づくり運動サポーターガイドブック 財団法人栃木県健康倶楽部 編
  2005.11.5 第1版 第1刷
●はじめて学ぶ健康・スポーツ科学シリーズ3 スポーツ生理学 富樫健二 編
   2016.3.1第1版 第4刷
●公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット 身体活動・トレーニング法
  https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/index.html
●株式会社タニタ 健康の作り方 運動の重要性とその効果
  https://www.tanita.co.jp/health/detail/17

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美味しいお酒
 今年も残すところ1ヶ月を切りました。令和最初の年末年始を迎えます。
 とてもおめでたいことだと思います。年末年始に欠かせないものがありますよね。私としては年末年始に欠かせないものはお酒だと思っています。
 しかし、お肌の曲がり角もすぎ、次の日にお酒が残る頻度も多くなってきました。

 お酒との付き合い方を見直す時期かなと思い、WHOが推奨しているアルコールについてのスクリーニングテストをしてみたところ、

「アルコール依存症の疑いあり」

 と出てしまいました。スクリーニングテストはふるいわけることを目的としているので、診断ではありませんが、二十歳の時にどんちゃん騒ぎをしてから、三十路を過ぎても外と家でお酒を飲んできたツケがとうとう来たかと思いました。そこで、「節度ある飲酒の量」を改めて調べてみました。


 厚生労働省が推進している「健康日本21」のなかで、アルコール依存症を発症しない節度ある適切な飲酒の量を示しています。その適切な飲酒量は1日にビールロング缶1本(500ml)です。
 私としては、乾杯で終わりです。もう少し飲みたいのですが、健康日本21では「飲みすぎ」の量も示してくれています。その量はビールロング缶3本(1500ml)適切な飲酒量の3倍です。
 1日に飲む量をビールロング缶2本もしくはビール350ml缶4本に収めておけばいいというものではありませんが、その量を知っておけば、飲酒習慣のある人にとっては減酒に繋がるかもしれません。

 毎日「飲みすぎ」の量を飲んでいるとアルコール依存症に一歩ずつ近づいてしまいます。私も一歩ずつ、時には二歩三歩と近づいていたようです。

 ちなみに、お酒を飲みすぎて起きる健康障害のリスクとしては、認知症リスクの上昇、肥満、高血圧、肝疾患、脳卒中などがあります。


 お祝い事など飲みすぎることがあるかと思いますが、日々の飲酒習慣の見直しをしてもいいかもしれませんね。


ビール500ml(純アルコール20g)と同等の他のお酒も載せておきますので、参考にしてみてください。
日本酒・・・・・・・・・・1合(180ml)
梅酒・・・・・・・・・・・1合(180ml)
ワイン・・・・・・・・・・2杯(250ml程度)
焼酎(25度)・・・・・・・100ml
酎ハイ・・・・・・・・・・1本(350ml)
ウイスキー(40度)・・・・ロックダブル1杯(60ml)
※ウォッカ、ブランデー、ジン、ラムなどアルコール度40%のものはウイスキーと同じ


                                          いつきの里 石川橋
                                          管理栄養士 松村知哉



参考資料
厚生労働省ホームページ
 健康日本21 アルコール
 https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html#A53
 みんなのメンタルヘルス アルコール依存症
 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_alcohol.html
 保健指導におけるアルコール使用障害スクリーニング(AUDIT)と その評価結果に基づく 減酒支援(ブリーフインターベンション)の手引き  
 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/seikatsu/dl/hoken-program3_06.pdf

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「酢」を学ぶ
料理の味付けでよく耳にする“さしすせそ”
これは、煮物などの和食を作る時の調味料を入れる順番の略称で、「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油(旧仮名遣いで“せうゆ”)、「そ」は味噌を指し、その順番で味付けすると、よりおいしく仕上がると言われています。今回はそんな調味料の1つ「酢」について取り上げます。

【歴史】
酢の起源は古く紀元前5000年頃。ぶどうやナツメヤシを利用してお酢を造ったのが始まりとされています。4~5世紀ごろお酒を造る技術とともにお酢の醸造技術が日本へ伝わり、調味料として一般に広まったのは江戸時代頃でした。その後お酢の製法は全国各地に広まり、それとともにお酢をつかった料理もたくさん生まれました。

【酢ができるまで】※純米酢の場合
①お酒を造る
米を蒸して「米こうじ(酵素)」と「水」を加えると、酵素の働きで米のデンプンが糖に変わります。そこに「酵母」を加えて糖をアルコール発酵して、お酒を造ります。この工程を糖化・酒精発酵と言います。出来上がったお酒はろ過し、残ったかすは主に飼料として利用されます。

②酢に変える
出来上がったお酒に、「純米酢」(変性用の酢)を混ぜ合わせて加熱し、酢酸菌を加えると、酢酸菌のチカラによって、原料であるお酒のアルコール成分が、お酢の主成分である酢酸に変わります。この工程を酢酸発酵と言います。

③寝かせる
発酵が終わったお酢の味を調えるために、1カ月程度じっくり寝かせて熟成させます。

④仕上げる
酢の命でもある「味・きき・香り」を損なわないよう、ろ過・殺菌を行い、衛生的なラインで瓶詰めを行い完成です。
【酢の分類】
食酢は食品表示基準によると、「醸造酢」と「合成酢」に分けられます。

醸造酢
穀類、果実、野菜、その他農産物、はちみつ、アルコール、砂糖類を原料に酢酸発酵させた液体調味料で、かつ氷酢酸または酢酸を使用していないもの。
例:
<穀物酢>米酢、米黒酢、大麦黒酢 など
<果実酢>りんご酢、ぶどう酢(白ワインビネガー、バルサミコ酢) など

合成酢
氷酢酸または酢酸の希釈液に砂糖類等を加えた永代調味料、もしくはそれに醸造酢を加えたもの。

【酢の役割】
お酢を調理に用いることで様々な効果がえられます。
★料理に酸味や風味をつける
寿司、酢の物など様々な料理に使われます
★タンパク質を固める
ゆで卵やポーチドエッグを作る際、湯に酢を入れておくと卵白が固まりやすくなります
★変色防止、漂白(食材の下処理)
ごぼう、れんこんなどアクの強い食材をゆでる時に、お酢を加えると白く美しく仕上がります
★減塩効果
少ない塩分でも酸味が加わることで美味しく頂く事が出来ます
★防腐・殺菌効果
細菌の増殖を抑えることで、食べ物を傷みにくくする効果があります

***
実は先日、とあるお酢ミュージアムに行き「利き酢」にチャレンジしました。【酢ができるまで】で紹介した通り、酢は酒を元に作られます。つまり、ひとくちに「酢」といってもその基本となる酒の種類によって「味・きき・香り」は勿論、見た目も大きく異なります。このように身近な食品の歴史や製法を学ぶと「スーパーで酢を見つけた時、つい原材料の表記が気になってしまう」など物の見え方が変わり、人生が豊かになることでしょう。

***
近年、様々なメディアで食品の健康効果について取り上げられています。例えば今回のテーマ「酢」には疲労回効果や、血糖値・コレステロール値の改善効果、高血圧改善効果など様々な健康効果が期待されると報告されています。しかし、「お酢だけ飲めばなんでもOK」というわけでもありません。これらの効果をより多く得る為にも、普段の食生活から見つめ直してみましょう。


                                     いつきクリニック石川橋
                                     管理栄養士 岡田菜摘


【参考】
株式会社飯尾醸造 「酢の豆知識」
https://www.iio-jozo.co.jp/mame/history
mizkan 「お酢を知ろう お酢の基本と基礎知識」
http://www.mizkan.co.jp/k-plus/information/

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栗の思い出
 暑さも落ち着き、夏バテ気味だった体も少しずつ食欲を取り戻す季節となりました。いよいよ食欲の秋の到来。旬を迎える食材がたくさんある中、私がいちばん楽しみにしているのが 『栗』 です。
 
 栗といえば私が子供の頃、秋になると岐阜の方までよく栗拾いに出かけました。ぶどうやりんご、なし等の果物狩りにも連れて行ってもらいましたが、栗拾いは特に印象深く、イガイガから自分の身を守るため、長袖長ズボンに帽子と完全防備。他の果物と違い、火ばさみを使って拾う栗を 『ふつうと違ってなんか怖い食べ物』 と幼心に感じ、当時は少し苦手だったことを思い出します。
今は拾いに行くこともすっかりなく、道の駅などで見つけて購入しています。

 旬の時期は9月~10月で、地域によっては11月も出回っていることもあるそうです。
 主成分は糖質。強い甘みがあって柔らかく、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルもしっかりが含まれていることから、子供やお年寄り、病中病後の方などに最適の滋養食品といえます。
ミネラルの中でもカリウムが多いので、疲労回復や高血圧予防にも役立ち、また食物繊維も豊富です。
品種もさまざまで、国内以外では中国やヨーロッパ等でも生産されています。鬼皮につやがあり、重量感のあるものを選ぶとよいそうです。

 調理方法も至ってシンプルで、焼き栗、茹で栗でおいしくいただけますが、栗を使った料理で私がすぐに思いつくのが栗ごはん。ホクホクした食感で甘味もあり、少し塩を効かせたごはんとの相性がたまりません。栗は白米には少ないビタミンB₁が多く含まれるため、栄養面としても栗ごはんは良いみたいです。栗拾いのあと、母がよく作ってくれました。
マロングラッセやモンブランといった代表的なスイーツもいいですが、やっぱり外せないのが栗きんとん。
10月に入ると栗きんとんで有名な岐阜の中津川まで出向き、いろいろなお店の栗きんとんを食べ歩くのを楽しみにしています。
 幼い頃は『なんか怖い』と思っていた栗ですが、今ではすっかり虜となりました。これからも栗が出回るこの時期を存分に楽しみたいと思います。



                                        いつきの里
                                        管理栄養士 小川めぐみ


参考文献:食べる健康法キッチン栄養学-からだにいい食品145 上村泰子 発行/高橋書店 1999年9月10日

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日本の典型的な朝ごはんはバランスが良い!?
みなさんは日本の典型的な朝ごはんというとどういうものを想像しますか。
ご飯、みそ汁、焼き魚、卵焼き、野菜(サラダ、煮物等)などでしょうか。
では、このような献立はバランスが良いと言えるのでしょうか。
栄養素の面からみていきたいと思います。

ヒトにとって必要な主な栄養素は5つあります。それは、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルです。
では、上にあげた朝ごはんの献立それぞれの中にどのような栄養素が含まれているのか考えてみましょう。


〇ご飯
ご飯の主成分は炭水化物で、約80%含まれています。そのため、その他の栄養素(たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)は少ししか含まれていません。たんぱく質を構成するアミノ酸のなかで特にリジンというアミノ酸が少なく、ビタミン・ミネラルは糠や胚芽に多いのですが、玄米から精白米にすることで減少してしまいます。

〇みそ汁・焼き魚・卵焼き
みそ汁の味噌、焼き魚、卵焼きはたんぱく質・脂質を多く含んでいます。
焼き魚(魚介類)にはご飯に不足しているリジンを多く含み、不飽和脂肪酸も豊富です。特に青魚には不飽和脂肪酸の一種であるIPAやDHAが豊富に含まれています。

〇野菜
野菜はたんぱく質・脂質は少なく、かぼちゃなどのでんぷん質の多い野菜を除いては炭水化物も少ないです。しかし、ビタミンC、葉酸、カロテンの他カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミンB1,B2を含んでいて、ビタミン・ミネラルの供給源になります。


つまり、ご飯に足りない栄養素を主菜・副菜で補っていることになるのです。言い換えると、様々な食材がお互いの足りない部分を補い合っていることになります。偏った食事をしていると、重要な栄養素の一部が不足してしまうことになります。日本の典型的な朝ごはんというのは、栄養素の面からいうと、ある程度バランスがとれている献立ということになります。食事をするときは日本の典型的な朝ごはんを思い浮かべながら、十分に栄養が摂れているのか、何か不足しているのかを考えてみましょう。そして、足りない場合には次の食事でそれを補うように工夫しましょう。



                無題




                                                             樹クリニック    
                                                             管理栄養士 浅野沙歩




参考文献
新食品成分表2018 編者/新食品成分表編集委員会 発行/東京法令出版株式会社 2018年3月25日発行 

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